iDeCo(個人型確定拠出年金)とつみたてNISAの評価額および損益を簡単にまとめてみました。
また保有している『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』・『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』・『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』の運用実績を全世界株式インデックスファンドやバランスファンド(8資産均等型)も交えて確認しています。
最後の段落で、本気で積立投資に取り組むための皮算用について解説した日興アセットマネジメントの記事を紹介しています。
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益
前週末比は米国株式インデックスファンド-0.78%、先進国株式インデックスファンド-1.00%、新興国株式インデックスファンド-2.64%でした(参照「米国市場の相場サイクルは業績相場の過渡期か」)。
その結果、前週末比の評価額はiDeCoが-25,336円、つみたてNISAは-23,484円でした。
新型コロナウイルスの感染再拡大や景気回復の遅れが警戒されて、マーケットは調整を余儀なくされました。もっとも、日本が連休の間も米国株を中心に株価の反発が続いています。
米国株式・先進国株式・全世界株式等の実績(チャートと騰落率)
下のチャートは過去2年間の基準価額の推移(2019年7月22日~2021年7月21日)を比べたものです。起点の基準価額を1万円に統一しています。
各投信の騰落率は下の表の通りです(2021年7月21日現在)。
コロナ・ショック時の調整局面の下落率は2020年2月の天井から同年3月の底までの数字(※)です。※2020年2月21日(新興国株式は同20日)~同年3月24日(バランスは~同19日)
純資産総額を見ると『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(2017年2月27日設定)は、後発の『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(2018年7月3日設定)に大差をつけられているだけでなく、『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』(2018年10月31日設定)にも追い抜かれました。
日本を除く主要先進国に国際分散投資ができる先進国株式インデックスファンドも魅力的な選択肢のひとつだと思いますが、最近は米国株式と全世界株式の人気に押されているようです。
積立投資の皮算用 老後資金など大きな目標を達成するのに必要なのは?
下記のようなお金の方程式を資産形成の本や記事で目にしたことはないでしょうか。運用成果 = 元本 × 期間 × 利回り
下の表は毎月一定額を積み立てて一定の利回りで運用できたら、どれくらいお金が増えるのか運用成果を試算したものです。
・売買のタイミングを計らない投資手法って?制度も活用した「本気の積立」を始めませんか。(PDF/日興AM)
高いリターンを求めるとリスク(リターンのぶれ)も大きくなるので、無理な背伸びをすると、かえって目標から遠ざかる結果になりかねない恐れもありますよね。
もし、大きな金額(たとえば老後資金として2,000万円)を目標にするなら、なるべく若いうちから運用を始めるか(20年より30年)、節約に努めて積立額を増やす(3万円より5万円)のが目標に近づく一歩になるでしょうか。
預貯金と違ってリスク資産の運用には好不調の波がつきものなので、上記のシミュレーションはあくまで皮算用に過ぎません。それゆえ余裕を持った柔軟な対応も必要ですが、具体的な目標を念頭に置くことで本気になって積立投資も継続しやすくなるもしれませんね。
『3000万円をつくる投資信託術 サラリーマンのためのインデックス投資入門』の著者である竹川美奈子さんは、同書の中で目標額を達成したら8割を現金化することを勧めています(一部はインフレ対策として残す)。
また目標額を意識せず漫然と運用を続けてしまい、せっかく築いた資産を毀損する危険性にも注意を促しています。資産運用はやりたいことを実現するための手段であって目的ではないですから、引き際も大事ですよね。
・資産「2000万円」づくり 手堅い投信の長期積み立て(NIKKEI STYLE)
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