積立投資は早く始めた方がよいと言われる理由は？／ iDeCo・つみたてNISAの評価額と米国株式（S＆P500）、先進国株式、オール・カントリーなどの運用実績

iDeCo（個人型確定拠出年金）とつみたてNISAの評価額および損益を簡単にまとめてみました。

また保有している『eMAXIS Slim 米国株式（S＆P500）』・『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』・『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』の運用実績を全世界株式インデックスファンドやバランスファンド（8資産均等型）も交えて確認しています。



最後の段落で、積立投資は早く始めた方がよいと言われる理由など積立投資のコツについて解説した記事を紹介しています。

iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益

前週末比は米国株式インデックスファンド-1.65％、先進国株式インデックスファンド-1.33％、新興国株式インデックスファンド-3.24％でした（参照「金利上昇による株式市場の動揺はバブルの終わりの始まり？」）。

その結果、前週末比の評価額はiDeCoが-47,347円、つみたてNISAは-28,715円でした。

米国株式・先進国株式・全世界株式等の実績（チャートと騰落率）

下のチャートは過去2年間の基準価額の推移（2019年5月15日～2021年5月14日）を比べたものです。

起点の基準価額を1万円に統一しています。


各投信の騰落率は下の表の通りです（2021年5月14日現在）。

コロナ・ショック時の調整局面の下落率は2020年2月の天井から同年3月の底までの数字（※）です。※2020年2月21日（新興国株式は同20日）～同年3月24日（バランスは～同19日）


過去の運用実績が好調なのは、コロナ禍の世界的な金融緩和や大規模な財政政策の恩恵も無視できないですよね。

積立投資は早く始めた方がよいと言われる理由は？

・資産「2000万円」づくり　手堅い投信の長期積み立て（NIKKEI STYLE）

積立投資は早く始めたが良いと言われるのは、できるだけ早く始めた方が目標とする金額を達成するのに必要な毎月の積立額や利回りのハードルが下がるからですね。

積立投資の成果 ＝ 毎月の積立額 × 積立期間 × 利回り

目標金額を2,000万円として年3.3％の利回りを想定した場合、目標達成に必要な毎月の積立額は30年では約3.3万円、10年なら約14.1万円にもなります。


また積立期間が短くなるほど目標達成に必要な利回り（リターン）は高くなります。毎月の積立額は、つみたてNISAと同程度（月 約3.3万円）を想定しています。


30年では目標達成に必要な利回りは年3.3％ですが、10年なら年30％という非現実的な利回りが求められます。

逆に言うと積立期間を長くすれば低リスクな商品でも目標を達成しやすくなるかもしれません。

以上はあくまでシミュレーションであり、実際の資産運用では預貯金と違って一定の利回りは約束されていないことに注意してください。

家計の見直し（東証マネ部）やライフプランの検討（日本FP協会）など土台を固めることも大事ですよね。

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