米国の大型株を対象にした『iFree S&P500インデックス』と米国上場のテクノロジー関連株を対象にした『iFreeNEXT FANG+インデックス』に半分ずつ投資した場合の運用実績は?
50%:50%だけでなく、ポートフォリオのスパイスとして後者に投資した場合(80%:20%)の実績も確認してみました。
S&P500/FANG+インデックスファンドの特徴
『iFree S&P500インデックス』(大和AM)は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。「株式 業種別構成比」外国投資信託・先物等を除外 2020年7月末月報より |
『iFreeNEXT FANG+インデックス』(大和AM)は、「NYSE FANG+指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
同指数はフェイスブック、アップル、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル(アルファベット)、アリババ、バイドゥ、エヌビディア、テスラ、ツイッターの10社に等金額投資したポートフォリオで構成されています。
四半期(3・6・9・12月)ごとに等金額となるようリバランスを行ないます。
「株式 業種別構成比」外国投資信託・先物を除外 2020年6月末月報より |
今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間は無期限です。
S&P500/FANG+インデックスファンドの運用実績
下のチャートは、後発の『iFreeNEXT FANG+インデックス』設定来2年6ヵ月強の期間(2018年1月31日~2020年8月18日)で基準価額の推移を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2018年1月31日~2020年8月18日 過去の実績は将来を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2020年8月18日現在)。
設定来騰落率は『iFreeNEXT FANG+インデックス』設定来2年6ヵ月強の数字です。
2020年8月18日現在 過去の実績は将来を保証するものではありません |
コロナショック下の騰落率は下の表の通りです。
調整局面の上昇率は2020年3月24日~同年8月18日の数字、下落率は2020年2月21日~同年3月24日の数字です。
過去の実績は将来を保証するものではありません |
・どうなる 米国のテクノロジー株(PDF/岡三AM)
コロナ後の米国株式市場ではテクノロジー株が相場上昇を牽引してきました。しかし、これまで相場を先導してきた電気⾃動⾞の「テスラ」は極端に割高な水準まで買われています。テスラを巡る熱狂の収束にあわせてテクノロジー株が短期的に調整局面を迎えることも想定されます。
出典:どうなる 米国のテクノロジー株(岡三AM) |
・テスラが株式分割、普通株1株を5株に-時間外で株価急上昇(ブルームバーグ)
後から振り返ると『iFreeNEXT FANG+インデックス』のような投資信託にポートフォリオのスパイスとしてでも投資しておけばと、つい考えてしまいます。
とはいえ、バブルのような高騰を事前に予測したり、熱狂がいつまで続くのか正確に占うのはとても難しいですよね。
また投資金額が100万円ならその50%は50万円、20%は20万円ですが、投資金額がもし1,000万円までふくらんできた場合、その50%は500万円、20%は200万円にもなります。
リスク許容度が高くないと、わずか10銘柄で構成された『iFreeNEXT FANG+インデックス』にまとまった金額を投資するのは厳しいかもしれませんね。
特定のセクターや銘柄の将来性に強い確信が持てないなら、投資先の分散された定番インデックスファンドへの積立額を増やすというのも一案でしょうか。
出典:大江英樹さんに聞く「積立投資って、 どう活用すればよいのでしょう?」 (投資信託協会) |
・大江英樹さんに聞く「積立投資って、どう活用すればよいのでしょう?」(投資信託協会)
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