iDeCo(個人型確定拠出年金)とつみたてNISAの評価額および損益を簡単にまとめてみました。
また保有している『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』・『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』・『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』の運用実績を国内株式や全世界株式も交えて確認しています。
記事の最後に、コロナ・ショックの際に書かれた日本経済新聞の「コツコツ投資、いまやめるのはNG データで検証」も紹介しています。
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益
前週末比は米国株式インデックスファンド-0.12%、先進国株式インデックスファンド-0.07%、新興国株式インデックスファンド-0.68%でした(参照「長期・積立・分散投資の効果」)。
その結果、前週末比の評価額はiDeCoが-3,170円、つみたてNISAは-2,456円でした。
米国株式・先進国株式・新興国株式・国内株式・全世界株式の運用実績
チャートと騰落率
下のチャートは過去2年間の基準価額の推移(2019年3月20日~2021年3月19日)を比べたものです。起点の基準価額を1万円に統一しています。
各投信の騰落率は下の表の通りです(2021年3月19日現在)。
コロナ・ショック時の調整局面の下落率は2020年2月の天井から同年3月の底までの数字(※)です。※2020年2月21日(新興国株式は同20日、国内株式は同6日)~同年3月24日(国内株式は~同19日)
積立投資は続けることが大事
・コツコツ投資、いまやめるのはNG データで検証(日本経済新聞)コロナ・ショックの悲観ムードの中で書かれた記事ですが、積立投資を継続した場合と途中で中断(解約)した場合のリターンを比較しています。中断後の再開は次のような2パターンです。
再開1:日経平均が上昇した月の後に下落した場合、連続下落を恐れ、その月の月末の価格ですべて解約し、いったん現金化。翌月以降、下落が続いた場合は現金を放置したままとし、上昇に転じたら現金を元手に月末の価格で日経平均を一括購入し直すと同時に毎月のコツコツ投資も再開。
再開2:再開1と同じ条件での全解約・現金化。その翌月は上昇しても下落しても、保有現金で日経平均を一括購入し、コツコツ投資を再開。
「再開1」と「再開2」の違いは、下落したあとに上昇に転じるのを待ってから再開するか、それとも下落の翌月に再開するか、ということですね。
グラフは1980年、90年、2000年、2010年の各年1月から積立投資を始めた場合の2020年3月19日時点のリターンを比較しています。
やはり積み立てを継続した場合が一番報われていますね。「再開1」のように下落したあとに怖くなって中断(解約)し、上昇を待ってから購入し直したり積立を再開したりすると平均購入単価が上がってしまいがちです。
長期投資なら国内株式だけでなく投資先の分散も考慮したいところですし、冷静な判断力を保つためには預貯金等の安全資産や生活防衛資金の備えも欠かせませんよね。
・『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』4資産および8資産均等型バランスファンドや世界経済インデックスファンドと比較 リスク・リターン特性も評価
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