iDeCo(個人型確定拠出年金)・つみたてNISAの運用実績を簡単にまとめてみました。
保有している『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』・『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』・『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』の成績も確認しています。
特定口座で保有している『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』も実績比較の対象に加えています。
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益
前週末比は米国株式インデックスファンド+0.67%、先進国株式インデックスファンド+0.80%、新興国株式インデックスファンド+1.11%とすべてプラスでした(参照「2020年のインデックスファンド(株式・債券・リート・バランス)等の成績は? 楽天・全世界株式/全米株式のつみたてNISA(3年)の評価額も確認」)。
その結果、前週末比の評価額はiDeCoが+15,012円、つみたてNISAは+12,028円でした。
米国株式・先進国株式・新興国株式の成績
下のチャートは過去2年間の基準価額の推移(2019年1月4日~2020年12月30日)を比べたものです。起点の基準価額を1万円に統一しています。
各投信の騰落率は下の表の通りです(2020年12月30日現在)。
コロナショック時の調整局面の下落率は2020年2月21日~同年3月24日の数字です。
2020年12月30日現在の純資産総額は『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』2,289.24億円(2018年7月3日設定)、『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』151.69億円(2018年8月31日設定)、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』1,498.42億円(2017年2月27日設定)、『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』450.41億円(2017年7月31日設定)です。
米国の新興企業向け市場の上位100銘柄(除く金融)を対象にした『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』が好調なのは、ハイテク大手が経済動向に関わらず比較的盤石な銘柄として選好されたことや新型コロナの流行で社会の変革を担うIT企業への期待感が高まったことも理由のようです。
ちなみにNASDAQ100指数はつみたてNISAの対象インデックスではなく、iDeCoで同指数に連動したインデックスファンドに投資できるのは主要ネット証券ではマネックス証券が初だそうです。
・米国新興市場に積立投資『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)や楽天・全米株式と実績比較・評価
成長性の高さは魅力も業種の偏りが心配?
・グロース株かバリュー株か(三井住友DSアセットマネジメント)2020年はコロナ禍でも堅調な業績だったグロース株と情報技術などハイテクセクターの強さが際立っていました。
ワクチンの普及や経済活動の正常化によってバリュー株や景気敏感株の巻き返しが進むのではとの見方がある一方で、DX(デジタルトランスフォーメーション)への対応をめぐり企業の収益力の二極化がより顕著になって格差が広がるのではとの指摘もあります。
NASDAQ100指数は『QQQ』の業種別構成比を参考にしています。
2020年11月末時点で、情報技術セクターはS&P500指数でも全体の4分の1を超えています。先進国株式インデックスファンドのベンチマークであるMSCIコクサイ・インデックスでも同セクターの比率は22.3%と4分の1近くに達しています。
NASDAQ100指数連動型はポートフォリオのスパイスとして魅力的ですが、業種別構成比がさらに偏ることになるのは若干気になるところでしょうか。
情報技術力の活用がハイテク企業のみならず全産業の課題となっている以上、当面、情報技術セクターの優位は続くのかもしれず、杞憂の可能性もあります。
ただ、2020年はコロナショックがあったにもかかわらず株価は急反発して思いのほか好調だったので、いつの間にか過大なリスクを取っていないかポートフォリオの再点検もしておきたいなと。
・株価が好調なうちにバランスファンドに逃げる? 米国株式/先進国株式インデックスファンドを4資産/8資産均等型と比較・評価
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