巣ごもり消費でコロナ禍でも追い風を受けていた『iFreeActive ゲーム&eスポーツ』の運用実績を全世界株式および米国株式インデックスファンドと比較してみました。
比較の対象は『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と『楽天・全米株式インデックス・ファンド』です。
iFreeActive ゲーム&eスポーツ、楽天・全世界/全米株式の特徴
アクティブ運用の『iFreeActive ゲーム&eスポーツ』(大和アセットマネジメント)は、日本を含む世界の「ゲームおよびeスポーツ」関連株式に投資します。・2022年にプレイヤー、観戦者の数は6億人に!コロナ禍でも成長し続けるeスポーツの魅力(@DIME)
投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は税込1.221%です。信託期間は2028年1月28日までです。
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))』(楽天投信投資顧問)は、日本を含む世界の株式市場を対象にした「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税込0.212%程度です。信託期間は無期限です。
『楽天・全米株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))』(楽天投信投資顧問)は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税込0.162%程度です。信託期間は無期限です。
今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジは行いません。
iFreeActive ゲーム&eスポーツほか実質コスト
上記の数字は推計による概算値であることに注意してください。
運用管理費用(信託報酬)以外に売買委託手数料や有価証券取引税、その他費用(保管費用、監査費用等)を含めたものが実質コストになります。
『iFreeActive ゲーム&eスポーツ』の実質コスト(年率 1.999%)は、第3期(2020年1月31日~2021年2月1日)の運用報告書(PDF)の1万口当たりの費用明細の合計を1年相当(365日)に改めています。
費用明細の合計 2.015% ×(365日 ÷ 第3期の日数 368日)= 1.999%(少数第3位未満 四捨五入)
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の実質コスト(年率 0.240%)は、第4期(2020年7月16日~2021年7月15日)(PDF)の1万口当たりの費用明細の合計に実質的な投資対象である投資信託証券の報酬(VT 経費率0.08%)を加えています。
費用明細の合計 0.160% + VTの経費 0.080% = 0.240%
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の実質コスト(年率 0.187%)は、第4期(2020年7月16日~2021年7月15日)(PDF)の1万口当たりの費用明細の合計に実質的な投資対象である投資信託証券の報酬(VTI 経費率0.03%)を加えています。
費用明細の合計 0.157% + VTIの経費 0.030% = 0.187%
iFreeActive ゲーム&eスポーツほか成績(チャートと騰落率)
下のチャートは過去3年の基準価額の推移(2018年9月18日~2021年9月17日)を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
騰落率の比較は下の表の通りです(2021年9月17日現在)。
コロナ・ショック時の調整局面の下落率は2020年2月の天井から同年3月の底までの数字(※)です。※iFreeActive ゲーム&eスポーツは2020年2月20日~同年3月17日、楽天・全世界株式/全米株式は同年2月21日~同年3月24日
『iFreeActive ゲーム&eスポーツ』は2021年2月16日のピークからは-13.21%と調整を余儀なくされています(2021年9月17日現在)。
少し前まで巣ごもり特需で持てはやされていたのに潮目が変わるのは速いですね。
・ソニーと任天堂、ゲーム巣ごもり需要減退で前年割れの公算-4~6月(ブルームバーグ)
中国の規制強化も痛手です。
・中国、ゲームは「週末1日1時間」 強まる青少年管理(日本経済新聞)
銘柄を絞り込んだアクティブファンドの投資タイミングは難しいですね。
『iFreeActive ゲーム&eスポーツ』の年率2%の実質コストは運用成績が好調なときは目をつぶれても、変調をきたしたときにはひときわ重く感じてしまいそうです。
『iFreeActive ゲーム&eスポーツ』とNASDAQ100/S&P500連動型の比較は下の記事を参考にしてください。
・NASDAQ100/S&P500連動型と比較・評価『iFreeActive ゲーム&eスポーツ』エヌビディア、AMD、テンセント、ネットイース、任天堂などを組み入れたアクティブファンドの実力は?
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