巣ごもり消費の恩恵を受ける『iFreeActive ゲーム&eスポーツ』の運用実績をNASDAQ100およびS&P500連動型と比較してみました。
比較の対象は『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』と『iFree S&P500インデックス』です。
iFreeActive ゲーム&eスポーツほか特徴
アクティブ運用の『iFreeActive ゲーム&eスポーツ』(大和AM)は、日本を含む世界の「ゲームおよびeスポーツ」関連株式に投資します。投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は税抜1.11%です。信託期間は2028年1月28日までです。
2020年8月末月報より |
iFreeActive ゲーム&eスポーツ 2020年8月末月報より |
『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』(大和AM)は、「NASDAQ100指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
NASDAQ(ナスダック)は米国にある世界最大の新興企業向けの株式市場です。米国以外の企業を含みハイテク(IT)関連銘柄の比率が高いのが特徴です。「NASDAQ100指数」は時価総額上位100銘柄(金融銘柄を除く)で構成されています。
運用管理費用(年率)は税抜0.45%です。信託期間は無期限です。
2020年8月末月報より |
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス 2020年8月末月報より |
『iFree S&P500インデックス』(大和AM)は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税抜0.225%です。信託期間は無期限です。
2020年8月末月報より |
今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジは行いません。
ゲーム&eスポーツ、NASDAQ100/S&P500連動型の成績
下のチャートは過去2年の基準価額の推移(2018年9月18日~2020年9月15日)を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2018年9月18日~2020年9月15日 過去の実績は将来を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2020年9月15日現在)。
調整局面の上昇率は2020年3月17日(S&P500連動型のみ同24日)~同9月15日の数字、下落率は2020年2月20日~同3月17日(S&P500連動型のみ同2月21日~同3月24日)の数字です。
2020年9月15日現在 過去の実績は将来を保証するものではありません |
『iFreeActive ゲーム&eスポーツ』、特にゲームファンの方にはポートフォリオのスパイスとして気になる投資信託でしょうか。
・任天堂、カプコン、ソニー 巣ごもりで絶好調のゲーム業界、活況いつまで続く(ITmedia)
巣ごもり需要の恩恵の大きなゲーム業界ですが、年末商戦でソニーやマイクロソフトの新型ゲーム機が発売されることもあり、注目度のさらなる高まりに期待する声も聞かれます。
・中国ゲーム企業、巣ごもり特需と規制で悲喜こもごも(日本経済新聞)
より長期の視点では、ゲーム市場でも中国の存在感の高まりが顕著です。ただ、中国では政府の規制強化への対応といった課題もあるようです。
出典:iFreeActive ゲーム&eスポーツ 2020年8月末月報より |
・2019年世界ゲームコンテンツ市場は前年比約2割増の15兆6898億円。 国内は10年連続で成長!過去最高の1兆7330億円に。~『ファミ通ゲーム白書2020』発刊~(PR TIMES)
新興国の消費拡大に伴いゲーム市場も成長が期待されますが、テーマ型の投資信託は業種や銘柄を絞り込んでいる分、流行に左右されがちな点にはやはり注意が必要かもしれませんね。
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