【インデックス投資】先進国株式(MSCI コクサイ・インデックス)の過去の年間平均リターンは6.6%だけど年間騰落率はブレブレで予測不能? ランダムな株価より大事なのは……

2020年1月27日月曜日

先進国株式

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ランダム・ウォーカー?

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新型肺炎をめぐる懸念で株式市場も為替相場も荒れ模様な中、先進国株式インデックスファンドのベンチマークである「MSCI コクサイ・インデックス」の過去の成績を振り返ってみました。

行き過ぎも相場」という相場格言があるそうですが、株価は極端に動くもので先行きを正確に予測することは大変難しいですよね。

あまり一喜一憂せず、ほどほどの距離感で接するのがいいのかもしれませんね。


先進国株式(MSCI コクサイ・インデックス)の特徴

MSCIコクサイ インデックス 業種別構成比(情報技術、金融、ヘルスケアほか)と国・地域別構成比(アメリカ、イギリス、フランスほか)
MSCIコクサイ インデックス
業種別構成比と国・地域別構成比 2019年12月末現在


先進国株式(MSCI コクサイ・インデックス)の年間騰落率

先進国株式インデックスファンドのベンチマークである「MSCI コクサイ・インデックス」の年間平均リターンは過去5年では4.66%、過去10年では9.22%、過去25年7ヵ月では6.61%となっています(2019年12月31日現在)。

ところが「MSCI コクサイ・インデックス」の過去の年間騰落率を振り返ってみると、この年間平均リターンのイメージがまったく当てにならないことがわかります。

先進国株式(MSCI コクサイ・インデックス)の年間騰落率
過去の実績は将来を保証するものではありません

世界的な金融危機であるリーマン・ショック(2008年)の際にはおよそ半値になり(-54.01%)、2009年には大きく反発していますが(+33.46%)、2010年(-4.92%)、2011年(-11.44%)は連続してマイナスでした。

その後も山あり谷ありといった感じで、年間騰落率は毎年大きくブレているのがわかります。


ランダムに動く株価をコントロールするのは不可能

株価は時に極端に動くものだからこそ、リスク資産(株や投資信託など)と安全資産(預貯金や個人向け国債など)のリバランスが大事ですよね。

リバランス
「リバランス」
もとの資産配分よりも比率の増えた資産を売却して
比率の減っている資産に振り向ける

ランダムに動く株価をコントロールすることは不可能ですが、リスク資産と安全資産を一定の比率に保つことでリスク水準の変動を抑制することならできます

世界最大級の資産運用会社であるバンガードは、リバランス戦略の重要性を強調しています。

もし、税負担を回避するのにリバランスを行わず、ポートフォリオがリスク過多のまま放置したとすると?

弱気相場入りした際に傷を深くし回復が遅れる原因にもなり、その結果としてリターンの低下を招くと警告しています。

キャピタルゲインは望ましいもの(バンガード)

終わりのない弱気相場はない(バンガード)

積立投資の場合、株価の下落を受けて投資信託の基準価額が下がっているときは、より多くの口数を購入するチャンスとよく言われますが、冷静な判断力を保つためには安全資産と生活防衛資金の備えも欠かせませんよね

定額積立投資
出典:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」
4ページより
http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/assets/pdf/tsumitate_guidebook.pdf

資産「2000万円」づくり 手堅い投信の長期積み立て(NIKKEI STYLE マネー研究所)

積立投資を学ぶ(大和投資信託)




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