資産運用会社などの2020年予想は? 不確実な未来より確実なコストの低減を重視

2020年1月2日木曜日

お金・雑記 弱気相場の備え

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運用会社などの2020年予想は? 不確実な未来より確実なコストを重視

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世界最大級の運用会社バンガードやピクテ投信投資顧問、J.P.モルガンなどの2020年の見通しについて、IMF(国際通貨基金)の経済見通しも交えながら、ざっくりと簡単にまとめてみました。

各社が世界経済の減速を予測しているため、控えめな見通しが多いようです。




資産運用会社などの予想(見通し)は?

・バンガード「2020年の経済および市場見通し:新たな不透明性の時代」(WEB)

・ピクテ投信投資顧問「2020年の投資環境見通し」(WEB)

・J.P.モルガン「期待リターン(2020年版)」「主要ポイント」(PDF)

・IMF(国際通貨基金)「世界経済 同時減速、心もとない見通し」(WEB)

2020年は中国経済や米国経済の減速、ドル高局面の終わりが予想されていて、忍耐力が必要な年になりそう?

バンガードは2020年は世界経済の減速が進み、政策の不透明感、景気サイクル後期のリスク、割高感などが高まることから周期的なボラティリティの上昇を予測し、低リターンの長期化を見込んでいます。

株式が大幅に下落する可能性が高い中で、債券のリターンはさらに低下する見通しですが依然としてポートフォリオを分散化するための重要な手段であるとしています。

ピクテ投信投資顧問は2019年に好調だった株式市場は2020年には息切れすると見ています。米国株式の横ばいか小幅なマイナス・リターンが、新興国株式や欧州株式のプラス・リターンを相殺すると考えているようです。

債券はマイナス利回りの債券残高が記録的な水準になっていることから割高な先進国国債が魅力を失っている一方で、ドル安や経済成長の恩恵を受ける新興国債券の先行きに期待を寄せています。

J.P.モルガンの期待リターンの長期見通し(2020年版)でも、新興国市場の期待リターンは大半の資産クラスで先進国を上回ると見ています。

下の表はIMF(国際通貨基金)の「世界経済見通し」(2019年10月時点)の抜粋です。

2020年の成長率が2019年に対し加速しているのか、横ばいなのか、減速しているのかに注目してください。

IMFは2020年はアメリカ、中国、日本といった主要国が減速するものの、新興国の回復によって世界全体では景気が持ち直すと見ているようです。

IMF 世界経済見通し(2019年10月時点)

大事なのは有望な資産を当てに行くことではなく、不確かな未来に備えて保有資産を分散しておくことでしょうね。

世界銀行の2020年経済見通しとインデックス投資家の一人(卵?)として悩んでいること


不確実な未来より身近な家計や確実なコストにこだわる

家計簿をつけて収入と支出のバランスを取る、固定費を削減する、ライフプラン(日本FP協会)を大まかに考えてみる。

世界経済の未来はわからなくても、手の届く範囲でできることはありそうですよね。

私の場合は、個人型確定拠出年金(iDeCo)の掛け金の拠出を年1回にして手数料を削減することにしました(笑)。住民税や所得税の軽減分から見れば目をつぶれなくもない金額ではあるのですが。

【確定拠出年金(iDeCo)専用】SBI証券

証券会社は運営管理手数料を無料とうたっているのですが、実際には月々の費用には国民年金基金連合会に払う分(105円)と事務委託先金融機関に払う分(66円)があります。

掛け金を拠出しない月は前者の105円を節約できます(年1回なら1,155円の節約)。10年、20年、30年……となると無視できないかなと。

・日経マネー研究所「積立投資に驚きの結果 購入頻度でリターンに大差なし」(WEB)

購入頻度はリターンにほぼ影響を与えないという調査もあります。ただし、iDeCoの掛け金は前納はできず、1年に1回の拠出だと12月になる点は注意が必要かもしれませんね。




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