『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』(2019年9月26日設定)の出足の成績を米国株式および全世界株式インデックスファンドのライバルと比較してみました。
比較の対象は『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』と『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』です。
SBI・バンガード・S&P500ほか米国株式と全世界株式の特徴
『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』(SBIアセットマネジメント)と『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』の実質的な投資先である「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」は512銘柄を組み入れています(2019年11月末現在)。
投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』が税込0.0938%程度、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』が税込0.0968%以内です。
S&P500指数 業種別構成比 2019年11月末現在 |
『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』(三菱UFJ国際投信)は、日本を含む世界の株式市場を対象にした「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
ベンチマークの指数は日本を含む先進国と新興国合せて49ヵ国で構成されています。
運用管理費用(年率)は税込0.1144%以内です。
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス 業種別構成比と国・地域別構成比 2019年11月末現在 |
今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間はすべて無期限です。
SBI・バンガード・S&P500ほか米国株式と全世界株式の運用実績
下のチャートは『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』設定来3ヵ月強の基準価額の推移(2019年9月26日~同年12月27日)を競合と比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2019年9月26日~同年12月27日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2019年12月27日現在)。
設定来騰落率は3ヵ月強の数字です。
2019年12月27日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』はSBI証券のつみたてNISAランキングで1位になっており、純資産総額は着実に伸びているようです。
・【投信ランキング】SBI・バンガード・S&P500、ニッセイ外国株式、8資産均等型ほか2019年11月SBI証券つみたてNISA人気ファンドベスト5の実績比較・評価
世界最大級の運用会社バンガードは、今後10年間の市場見通しとして世界株式市場(米国を除く)のリターンを米ドルベースで概ね年率6.5%~8.5%と見積もっています(ドルの下落を予想)。
その一方で米国株式のリターンは年率3.5%~5.5%とより厳しく見ているようです。
・2020年の経済および市場見通し:新たな不透明性の時代(バンガード)
おすすめ記事
『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』の投資対象「VOO」と『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の投資対象「VTI」の比較は下の記事を参考にしてください。・『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』スリム米国株式や楽天・全米株式、先進国株式と実績比較・評価
米国株式インデックスファンドとバランスファンドの組み合わせは下の記事を参考にしてください。
・米国株式の過熱感が気になるなら?『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』と『同 バランス(8資産均等型)』に半分ずつ投資した場合の運用実績を確認
【楽天Kobo】ファーウェイと米中5G戦争【電子書籍】[ 近藤大介 ]
【楽天Kobo】インデックス投資は勝者のゲーム ──株式市場から利益を得る常識的方法【電子書籍】[ ジョン・C・ボーグル ]
ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログ
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログ
ブログ村 米国株
米国株が話題のブログ
0 件のコメント:
コメントを投稿