『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』スリム米国株式や楽天・全米株式、先進国株式と実績比較・評価

2019年12月25日水曜日

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SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』(2019年9月26日設定)の出足の成績を米国株式および先進国株式インデックスファンドのライバルと比較してみました。

比較の対象は『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』です。


SBI・バンガード・S&P500ほか米国株式と先進国株式の特徴

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』(SBIアセットマネジメント)と『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』の実質的な投資先である「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」は512銘柄を組み入れています(2019年11月末現在)。

投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』が税込0.0938%程度、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』が税込0.0968%以内です。

S&P500指数 業種別構成比(情報技術、ヘルスケア、金融、コミュニケーション・サービス、一般消費財・サービスほか)
S&P500指数
業種別構成比 2019年11月末現在

楽天・全米株式インデックス・ファンド』(楽天投信投資顧問)は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

実質的な投資先である「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)」は米国の大型株、中型株、小型株、合わせて3,592銘柄を組み入れています(2019年11月末現在)。

運用管理費用(年率)の実質的な負担は税込0.162%程度です。

CRSP USトータル・マーケット・インデックス 業種別構成比(テクノロジー、金融、資本財ほか)
CRSP USトータル・マーケット・インデックス
業種別構成比 2019年11月末現在

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(三菱UFJ国際投信)は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

ベンチマークの指数は北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22ヵ国の大型株と中型株1,326銘柄を組み入れています(2019年11月末現在)。

運用管理費用(年率)は税込0.10989%以内です。2019年12月27日より税込0.10615%以内に引き下げられる予定です。

MSCIコクサイ・インデックス 業種別構成比(情報技術、金融、ヘルスケア、資本財・サービス、一般消費財・サービスほか)と国・地域別構成比(アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、スイスほか)
MSCIコクサイ・インデックス
業種別構成比と国・地域別構成比 2019年11月末現在

今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間はすべて無期限です。


SBI・バンガード・S&P500ほか米国株式と先進国株式の運用実績

下のチャートは『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』設定来3ヵ月の基準価額の推移(2019年9月26日~同年12月25日)を競合と比べたものです。

起点の基準価額を1万円に統一しています。米国株式インデックスファンドは、ほぼ重なっています。

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、楽天・全米株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2019年9月26日~同年12月25日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

騰落率の比較は下の表の通りです(2019年12月25日現在)。

SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、楽天・全米株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの騰落率
2019年12月25日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』など「S&P500指数」連動型に比べ、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』は中小型株まで幅広くカバーしているのが特徴です。

景気後退懸念もあり米小型株はさえない値動きが続いていましたが、見直しの動きも出ているようです。

アングル:米小型株、バリュー株人気で上昇へ 指標次第で急落も(ロイター)

『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』の投資対象「VOO」と『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の投資対象「VTI」の年間平均リターン(米ドルベース)は下記の通りです(2019年11月30日現在)。

VOOとVTIの年間平均リターン(米ドルベース)
2019年11月30日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません




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