設定から3年が経過した『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』の特徴と運用実績を先進国株式インデックスファンドと比較してみました。
比較の対象は『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』です。
米国株式(配当貴族)と先進国株式の特徴
『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』(SMTAM)は、25年以上連続して増配している銘柄を対象とした「S&P500配当貴族指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は税抜0.55%です。
2019年8月末現在、「S&P500配当貴族指数」はアメリカの57銘柄で構成されています。
S&P500配当貴族指数 業種別構成比 2019年8月末現在 |
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』(ニッセイAM)と『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(三菱UFJ国際投信)は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は、どちらも税抜0.0999%です。
2019年8月末現在、「MSCIコクサイ・インデックス」は北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22ヵ国の1,327銘柄で構成されています。
MSCI コクサイ・インデックス 業種別構成比と国・地域別構成比 2019年8月末現在 |
今回、取り上げた投資信託は、為替変動リスクを軽減する為替ヘッジを原則として行いません。信託期間は、すべて無期限です。
米国株式(配当貴族)と先進国株式の運用実績
下のチャートは、『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』の過去3年間(2016年9月21日~2019年9月20日)の基準価額の推移を先進国株式インデックスファンドと比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2016年9月21日~2019年9月20日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』も加えた騰落率の比較は下の表の通りです(2019年9月20日現在)。
調整局面での下落率は2018年10月4日~同年12月25日の数字です。
2019年9月21日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』が盛り返しているのは、貿易摩擦や景気後退懸念に対する警戒感が根強い中、最近は連続増配企業の安定感が評価されている面もあるのでしょうね。
・楽天証券トウシル「配当貴族は輝きを増す?市場は景気後退入りを警戒」(WEB)
・SMTAM「SMT 米国株配当貴族インデックス・オープンほかファンドレポート」(PDF)
過去の指数データを使った米国株式(配当貴族)と先進国株式の年間リターンのシミュレーションは下の図表のようになっています。
○は年間リターンの平均値 過去のデータは将来の成績を保証するものではありません 野村アセットマネジメント「投信アシスト」より |
リーマン・ショックを含む2003年3月31日から2019年8月30日までの任意の連続1年間で騰落率のうち最大の騰落率を「最大上昇時」、同じく最小の騰落率を「最大下落時」としています。○は年間リターンの平均値です。
売買手数料、税金等の費用は考慮していません。過去のデータは将来の運用成績を保証するものではありません。
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『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』と米国株式インデックスファンドとの比較は下の記事を参考にしてください。・S&P500およびNYダウ連動型と比較・評価『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』設定から3年の運用実績は?
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