『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(2018年7月3日設定)の運用開始からおよそ1年が経過しました。
2019年7月4日現在、純資産総額は227.49億円にまで成長しています。
米国株式インデックスファンドで同じく人気の『楽天・全米株式インデックス・ファンド』と特徴や運用実績を比較してみました。
米国株式インデックスファンドの特徴
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は税込0.1620%です。
2019年5月末月報より 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税込0.1596%です。
2019年4月末現在(同年5月末月報より) |
今回、取り上げる投資信託は原則として為替ヘッジは行いません。信託期間は無期限です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ほか運用実績
下のチャートは、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』設定来1年強(2018年7月3日~2019年7月4日)の基準価額の推移を競合と比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。貿易摩擦や景気減速懸念などにより株価の変動が激しくなっています。
基準価額の推移 2018年7月3日~2019年7月4日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
上記の『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』と『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の基準価額の差をチャートにすると下記のようになります。
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』が優勢な時期(上昇)と『楽天・全米株式インデックス・ファンド』が優勢な時期(下降)がありますが、約1年間を通して見ると徐々に差が開いています。
基準価額の差 2018年7月3日~2019年7月4日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2019年7月4日現在)。下落率は2018年10月4日~同年12月25日の数字です。
2019年7月4日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』のライバルである『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(2017年9月29日設定)も人気を集めていて、運用開始から1年9ヵ月強で純資産総額が470億円を超えています。
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』は中小型株まで幅広くカバーしている分、価格変動の度合いが若干大きい可能性はあります。
その一方で同ファンドを通じて、世界最大の運用会社である米バンガード社の上場投資信託証券(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)に手軽に投資できるのは魅力的かもしれませんね。
ETF純資産総額 2019年5月31日現在 平均年次リターン(NAV) 2019年6月30日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
そのほかの米国株式インデックスファンドも含めた比較は下の記事を参考にしてください。
・『楽天・全米株式インデックス・ファンド』楽天・米国高配当株式、iFree S&P500/NYダウ、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、iFreeNEXT NASDAQ100/FANG+、SMT 米国株配当貴族と実績比較・評価
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