つみたてNISAのスタートした2018年1月から毎月1万円ずつ積立投資をしたら今いくらになっているのか、先進国株式、バランス(8資産均等型)、全世界株式、米国株式について確認してみました。
取り上げるのは『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』、『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の4つの投資信託です。
2019年4月末時点での成績をまとめています。先進国株式と8資産均等型はリーマン・ショックをはさんだ過去15年の積立投資の成績も試算してみました。
つみたてNISAは少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。詳細については金融庁のWEBサイトで解説されています。
eMAXIS Slim 先進国株式ほか特徴
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCI コクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は税込0.11772%です。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 2019年3月末月報より |
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』は、日本と先進国と新興国の株式および債券、日本と先進国のREIT(不動産投資信託証券)に分散投資します。
運用管理費用(年率)は税込0.17172%です。2019年5月14日から税込0.15120%に引き下げられる予定です。
基本投資割合 |
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は、日本を含む世界の株式市場に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税込0.21960%です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(VT) 2019年3月末現在 |
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税込0.16960%です。実質的な投資先である「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」(VTI)の経費率改定を反映するなら税込0.15960%です。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI) 2019年3月末現在 |
今回取り上げた投資信託は、原則として外貨建資産の為替ヘッジは行いません。信託期間は無期限です。
eMAXIS Slim 先進国株式ほか積立投資の成績
毎月1日を積立の設定日にしています(約定日は翌営業日)。1日が休日の場合は後ずれします。先進国株式インデックスファンド
端数は四捨五入しています 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
バランスファンド(8資産均等型)
端数は四捨五入しています 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
全世界株式インデックスファンド
端数は四捨五入しています 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
米国株式インデックスファンド
端数は四捨五入しています 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
一括投資と積立投資
「2018年1月に一括投資」した場合と「積立投資の通算成績」の比較は、下の表の通りです。2019年4月26日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
上記の期間では一括投資より積立投資のほうが優勢ですが、相場が好調で上昇が続いている局面では積立投資が機会損失になる場合もあります。
まとめ
2018年から始まったつみたてNISAで毎月1万円ずつ積立投資を行った場合、16万円の投資額に対して2019年4月26日現在の評価額は以下の通りです。『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』
171,071円(プラス11,071円)
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』
165,607円(プラス5,607円)
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』
167,639円(プラス7,639円)
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』
173,570円(プラス13,570円)
先進国株式と8資産均等型(※)の過去の指数データを使った15年の積立投資の試算では以下のような結果でした。大和証券投資信託委託の「iツール」のドルコスト平均法シミュレーションを利用しています。
※ 『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』と分散している資産は共通ですが、一部ベンチマークの指数が異なります。
15年積立の元本と評価額 2004年4月末~2019年3月末 過去のデータは将来の成績を保証するものではありません |
国際的な金融危機であるリーマン・ショックをはさんだ2004年4月末から2019年3月末までの15年間の積立投資では、2019年3月末時点で180万円の元本に対して評価額は先進国株式が約384万円(+113.1%)、8資産均等型が約303万円(+68.4%)でした。
リーマン・ショック後の世界的な金融緩和の恩恵もあり過信は禁物ですが、毎月1万円の積立投資でも意外とあなどれないですよね。
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・楽天・全世界株式とも比較!バランスファンドをつみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら?4資産均等型、8資産均等型、世界経済インデックスファンド
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・『iFree S&P500』『楽天・全米株式』『フィデリティ・米国優良株』つみたてNISAで毎月1万円ずつ積み立てたら今いくら?先進国株式インデックスファンドとも比較
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