先端企業の成長力に期待『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』実績を同 FANG+インデックス、楽天・全米株式、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、同 先進国株式と比較

2019年3月2日土曜日

先進国株式 米国株式

t f B! P L
ハイテク株が軟調で投資のチャンス?

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へにほんブログ村 株ブログ 米国株へ

ハイテク株を中心にした『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』(大和投資信託)の特徴と実績を米国株式や先進国株式を対象にしたインデックスファンドと比較してみました。

比較の対象は『iFreeNEXT FANG+インデックス』、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』です。




iFreeNEXT NASDAQ100ほか特徴は?

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』は、「NASDAQ100指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

NASDAQ(ナスダック)は米国にある世界最大の新興企業向けの株式市場です。米国以外の企業を含みハイテク(IT)関連銘柄の比率が高いのが特徴です。「NASDAQ100指数」は時価総額上位100銘柄(金融銘柄を除く)で構成されています。

NASDAQ100指数 組入上位10銘柄
2019年2月27日現在

iFreeNEXT FANG+インデックス』は、「NYSE FANG+指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

同指数は、フェイスブック、アップル、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル(アルファベット)、アリババ、バイドゥ、エヌビディア、テスラ、ツイッターの10社に等金額投資したポートフォリオで構成されています。

四半期(3・6・9・12月)ごとに等金額となるようリバランスを行ないます。2018年10月24日に証券投資信託約款の変更が行われ信託期間は無期限になりました。

iFreeNEXT FANG+インデックス 組入上位10銘柄
2019年1月末月報より

楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

楽天・全米株式インデックス・ファンド 組入上位10銘柄
2018年12月末現在(2019年1月末月報より)

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 組入上位10銘柄
2019年1月末月報より

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンド 組入上位10銘柄
2019年1月末月報より

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンド 国・地域別構成比
2019年1月末月報より

今回、取り上げた投資信託は、原則として為替リスクを回避するための為替ヘッジを行いません。信託期間はすべて無期限です。


iFreeNEXT NASDAQ100ほか運用実績

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』設定来(2018年8月31日~2019年3月1日)6ヵ月強の基準価額の推移は下のグラフの通りです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス、iFreeNEXT FANG+インデックス、楽天・全米株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの基準価額の推移
基準価額の推移
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

騰落率の比較は下の表の通りです(2019年3月1日現在)。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス、iFreeNEXT FANG+インデックス、楽天・全米株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの騰落率
2019年3月1日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』(2018年8月31日設定)は運用開始から日が浅く、比較できる期間がまだ短いことに留意してください。

貿易摩擦や景気後退への警戒感から軟調だった株式市場は、直近は反発しています。

『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』の信託報酬(運用管理費用)は比較的低廉ですが、最近の超低コストなインデックスファンドに比べると若干割高でしょうか。

ちなみに『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』が現在、実質的な投資対象にしている外国投資信託「INVESCO QQQ TRUST SERIES 1」の経費率は0.2%です。


まとめ

株価指数別相対パフォーマンス 月次 2018年3月末時点
出典:楽天証券トウシル
グローバル投資で成長期待?米ナスダック関連に注目
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/13518

上記のようなチャートを見ると「NASDAQ100指数」への投資は大変魅力的に思えますよね。リスク許容度が高めならポートフォリオのスパイスとして面白い投資先でしょうか。

その一方で、直近のインデックスファンドの基準価額の推移を見ると、わずか10銘柄で構成された「NYSE FANG+指数」連動型ほどではないにせよ、変動幅は大きめです。

「NASDAQ100指数」の上位銘柄は、より幅広い銘柄を組み入れた一般的な米国株式インデックスファンドや先進国株式インデックスファンドにも少なからず組み入れられています

激しい値動きに怖くなって途中で投げ出してしまうくらいなら、一般的なインデックスファンドでも十分かもしれないですね。

米国新興市場に積立投資『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』実績をS&P500連動型や楽天・全米株式と比較 貿易摩擦の荒波を利用して少しずつ買い増してみる?

『楽天・全米株式インデックス・ファンド』ハイテク株中心のiFreeNEXT FANG+/NASDAQ100、 SMT MIRAIndex ロボと実績比較

『次世代通信関連 世界株式戦略ファンド』(THE 5G)の実績をiFreeNEXT FANG+/NASDAQ100、楽天・全世界株式と比較 ハイテク株を中心にした投信の成績は?




Home

楽天Koboアメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書【電子書籍】[ 山岡道男 ]

AmazonITビッグ4の描く未来【電子書籍】[ 小久保重信 ]

ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログ
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログ
ブログ村 米国株
米国株が話題のブログ

注目の記事

株高の恩恵は株主以外の幅広い層にも及ぶ?&ポイント運用でお試し投資/全世界株(オルカン)、先進国株、国内株、米国株(S&P500)、新興国株 各インデックスファンドの成績 新NISAも赤字解消

2024年10月末時点の主要なインデックスファンドと私自身の運用成績 を簡単にまとめています。 また資産運用に関する記事をいくつか紹介しています。

よく読まれている人気記事

QooQ