『楽天・全米株式インデックス・ファンド』ハイテク株中心のiFreeNEXT FANG+/NASDAQ100、 SMT MIRAIndex ロボと実績比較 成長力を重視するなら?

2019年4月25日木曜日

米国株式

t f B! P L
楽天・全米株式インデックス・ファンドをハイテク株中心のインデックス投信と実績比較・評価・解説

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へにほんブログ村 株ブログ 米国株へ

純資産総額が400億円を超え人気の定着した観のある『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(楽天投信投資顧問)の特徴と運用実績をハイテク株を中心としたインデックスファンドと比較してみました。

比較の対象は『iFreeNEXT FANG+インデックス』、『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』、『SMT MIRAIndex ロボ』です。


楽天・全米株式ほか特徴は?

楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

実質的な投資先である「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」(VTI)は米国の大型株、中型株、小型株、合わせて3,546銘柄を組み入れています(2019年2月末現在)。

楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI) 業種別構成比と組入上位10銘柄
2019年2月末現在(同年3月末月報より)

楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI) 業種別構成比
2019年2月末現在(同年3月末月報より)

iFreeNEXT FANG+インデックス』は、「NYSE FANG+指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

同指数は、フェイスブック、アップル、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル(アルファベット)、アリババ、バイドゥ、エヌビディア、テスラ、ツイッターの10社に等金額投資したポートフォリオで構成されています。

四半期(3・6・9・12月)ごとに等金額となるようリバランスを行ないます。

iFreeNEXT FANG+インデックス 組入上位10銘柄
2019年3月末月報より

iFreeNEXT FANG+インデックス 業種別構成比
2019年3月末月報より

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』は、「NASDAQ100指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

NASDAQ(ナスダック)は米国にある世界最大の新興企業向けの株式市場です。米国以外の企業を含みハイテク(IT)関連銘柄の比率が高いのが特徴です。「NASDAQ100指数」は時価総額上位100銘柄(金融銘柄を除く)で構成されています。

実質的な投資先である「INVESCO QQQ TRUST SERIES 1」(QQQ)は104銘柄を組み入れています(2019年4月24日現在)。

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス(QQQ) 組入上位10銘柄
2019年4月24日現在

iFreeNEXT NASDAQ100インデックス(QQQ) 業種別構成比
2019年4月24日現在

SMT MIRAIndex ロボ』は、「FactSet Global Robotics & Automation Index」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

同インデックスは世界のロボット関連銘柄のうち売上高や時価総額に加えて企業の収益性に着目した指数です。

SMT MIRAIndex ロボ 組入上位10銘柄
2019年3月末月報より

2019年3月末月報より

今回取り上げた投資信託は、原則として為替リスクを回避するための為替ヘッジを行いません。信託期間はすべて無期限です。


楽天・全米株式ほか費用

楽天・全米株式インデックス・ファンド、iFreeNEXT FANG+インデックス、iFreeNEXT NASDAQ100インデックス、SMT MIRAIndex ロボの費用

購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、SBI証券楽天証券などのネット証券(インターネットコース)では無料の場合もあります(リンク先から証券会社の資料請求ができます)。


上記の投資信託は解約時の信託財産留保額はありません。


楽天・全米株式ほか運用実績

下のグラフは、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』と『iFreeNEXT FANG+インデックス』の基準価額の推移を、後発である後者の設定来1年3ヵ月弱(2018年1月31日~2019年4月25日)で比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

楽天・全米株式インデックス・ファンドとiFreeNEXT FANG+インデックスの基準価額の推移
基準価額の推移 2018年1月31日~2019年4月25日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

下のグラフは、最後発の『SMT MIRAIndex ロボ』設定来6ヵ月強(2018年10月19日~2019年4月25日)で基準価額の推移を比べたものです。

起点の基準価額を1万円に統一しています。

楽天・全米株式インデックス・ファンド、iFreeNEXT FANG+インデックス、iFreeNEXT NASDAQ100インデックス、SMT MIRAIndex ロボの基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2018年10月19日~2019年4月25日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません


騰落率の比較は下記の通りです(2019年4月25日現在)。

楽天・全米株式インデックス・ファンド、iFreeNEXT FANG+インデックス、iFreeNEXT NASDAQ100インデックス、SMT MIRAIndex ロボの騰落率
2019年4月25日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません


まとめ

『楽天・全米株式インデックス・ファンド』に比べても、ハイテク株中心のインデックスファンドは直近は大きく反発しています。

ただ、貿易摩擦や景気減速への警戒感が再燃した場合には、急反落も起こりうるのではとの懸念もぬぐいきれないでしょうか。

ハイテク株はポートフォリオのスパイスとしては魅力的なものの、暴れ馬のように激しい値動きについていけるか悩んでしまいますよね。

『楽天・全米株式インデックス・ファンド』のような通常のインデックスファンドでも好調な業種の比率は自然と増えていきますから、無理な背伸びはしないという考え方もあるかもしれませんね。




関連記事

『楽天・全米株式インデックス・ファンド』に世界の株式に幅広く分散した『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』を組み合わせた場合の実績は、下の記事を参考にしてください。

半分ずつ投資した実績は?『楽天・全米株式インデックス・ファンド』『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』

『SMT MIRAIndex ロボ』と先進国株や米国株式(S&P500)を対象にしたインデックスファンドとの比較は、下の記事を参考にしてください。

『SMT MIRAIndex ロボ』先進国株式や米国株式(S&P500)を上回る好調な成績も今後は景気動向次第?




Home

Amazonthe four GAFA 四騎士が創り変えた世界【電子書籍】[ スコット・ギャロウェイ ]

楽天Koboアメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書【電子書籍】[ 山岡道男 ]

ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログ
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログ
ブログ村 米国株
米国株が話題のブログ

注目の記事

株高の恩恵は株主以外の幅広い層にも及ぶ?&ポイント運用でお試し投資/全世界株(オルカン)、先進国株、国内株、米国株(S&P500)、新興国株 各インデックスファンドの成績 新NISAも赤字解消

2024年10月末時点の主要なインデックスファンドと私自身の運用成績 を簡単にまとめています。 また資産運用に関する記事をいくつか紹介しています。

よく読まれている人気記事

QooQ