先進国株式と金(ゴールド)を対象にしたインデックスファンドに半分ずつ投資した場合の運用実績を確認してみました。
取り上げるのは『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と『iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)』です。
ニッセイ外国株式ほか特徴
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。2019年2月末月報より |
2019年2月末月報より |
『iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)』は、金現物市場を代表する指標であるLBMA金価格(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
上場投資信託証券「ishares ゴールド・トラスト」を主要な投資対象にしています。
2019年2月末月報より |
今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間は無期限です。
ニッセイ外国株式ほか費用
投資信託を保有中の運用管理費用(信託報酬)は下記の通りです。どちらも年率(税込)です。『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』
0.11772%
『iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)』
0.50380%
購入時手数料や解約時の信託財産留保額はありません。
両者に半分ずつ投資した場合の運用管理費用は年率0.31076%(税込)です。
ニッセイ外国株式ほか運用実績
後発の『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』設定来(2013年12月10日~2019年3月20日)での基準価額の推移は下のグラフの通りです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2013年12月10日~2019年3月20日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2019年3月20日現在)。
2019年3月20日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
金は、債券とは異なり、それ自体が利息を生むものではないので、守りの資産として保有するにしても、さすがに半分は多すぎるかもしれませんね。
・弱気相場に備える『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』『iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド』半分ずつ投資した実績を評価 ゴールド急騰で波乱の予感?
まとめ
金(ゴールド)は株式や債券とは異なり、配当や利息を生むものではありません。投資するにしても資産全体のごく一部にとどめておくのが無難でしょうか。また金価格は為替変動の影響を受けることもデメリットとして挙げられます。インデックスファンドを通じて投資する場合、国内債券のほうが基準価額が安定しています。
弱気相場に備えるという目的では、円が安全通貨と見なされなくなるような将来はともかく、現状では国内債券のほうがふさわしいかもしれませんね。
・リターン・リスク比較「外国株式80%:国内債券20%」「外国株式50%:国内債券50%」「外国株式20%:国内債券80%」
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