直近の株式市場は反発しているものの、経済指標はさえない状態が続き、景気後退懸念も根強いです。
弱気相場に備える手段の一つとして、国内債券や金(ゴールド)に注目してみました。両者を対象にしたインデックスファンドの値動きを確認します。
基準価額の推移
下のグラフは、『三井住友・日本債券インデックス・ファンド』と『三菱UFJ 純金ファンド』(愛称:ファインゴールド)の基準価額の推移を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移(月末ベース) 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『三菱UFJ 純金ファンド』は国内の金価格を対象にしたインデックスファンドですが、金地金の指標価格は為替相場の変動の影響も受けるため、国内債券インデックスファンドに比べると値動きが大きいですね。
騰落率の比較
騰落率の比較は下の表の通りです(2019年3月20日現在)。2019年3月20日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)』はLBMA(ロンドン貴金属市場協会)金価格(円換算ベース)をベンチマークにしています。
まとめ
弱気相場の備えとしては金(ゴールド)よりも国内債券のほうがインデックスファンドの基準価額の値動きが安定していて魅力的に思えます。ただし、国内債券が安定しているのは日銀の資産買い入れの影響も無視できず、出口戦略が意識されるようになると債券価格の下落は避けられないでしょうね。
元本保証を重視するなら、預貯金や個人向け国債という選択肢もあります。
現在は円が安全資産と見なされていますが、将来、日本の国力が衰退した場合には金(ゴールド)がより光り輝く可能性も長期的には否定できないでしょうか。
・弱気相場に備える『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』『iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド』半分ずつ投資した実績を評価 ゴールド急騰で波乱の予感?
・半分ずつ投資した実績は?『ニッセイ外国株式インデックスファンド』『iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし)』
【楽天Kobo】お金は寝かせて増やしなさい【電子書籍】[ 水瀬ケンイチ ]
【Amazon】金価格は6倍になる いますぐ金を買いなさい【電子書籍】[ ジェームズ・リカーズ ]
ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログ
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログ
ブログ村 米国株
米国株が話題のブログ
0 件のコメント:
コメントを投稿