アップル、アマゾン、グーグルなどハイテク企業を投資対象にした『iFreeNEXT FANG+インデックス』の設定から1年が経過しました。
米国株式インデックスファンドの競合と特徴や運用実績を比較してみました。
比較の対象は『楽天・全米株式インデックス・ファンド』、『iFree S&P500インデックス』、『iFree NYダウ・インデックス』です。
参考までに先進国株式を対象にした『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』とも比べてみました。
ちなみに『iFreeNEXT FANG+インデックス』や『iFree NYダウ・インデックス』は一般NISAでは投資可能ですが、残念ながら今のところ、つみたてNISAの対象商品にはなっていません。
・つみたてNISA対象の米国株式ファンド比較 楽天、eMAXIS Slim、iFree、SSGA、農林中金、フィデリティ
iFreeNEXT FANG+ほか特徴は?
『iFreeNEXT FANG+インデックス』は、次世代テクノロジーをベースに、グローバルな現代社会において人々の生活に大きな影響力を持ち、高い知名度を有する米国上場企業の株式で構成される「NYSE FANG+指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざます。同指数は、フェイスブック、アップル、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグル(アルファベット)、アリババ、バイドゥ、エヌビディア、テスラ、ツイッターの10社に等金額投資したポートフォリオで構成されています。
四半期(3・6・9・12月)ごとに等金額となるようリバランスを行ないます。
2018年10月24日に証券投資信託約款の変更が行われ信託期間は無期限になりました。
2018年12月末月報より |
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2018年11月末現在(同年12月末月報より) |
『iFree S&P500インデックス』は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2018年12月末月報より |
『iFree NYダウ・インデックス』は、米国を代表する主要30銘柄を対象とした「ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2018年12月末月報より |
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、日本を除く主要先進国の株式市場を対象にした「MSCI コクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
ベンチマークの指数は北米、欧州、アジア・オセアニア、中東の22ヵ国で構成されています。
2018年12月末月報より |
2018年12月末月報より |
今回取り上げた投資信託は、原則として為替リスクを回避するための為替ヘッジを行いません。信託期間はすべて無期限です。
iFreeNEXT FANG+ほか費用
投資信託を保有中の運用管理費用(信託報酬)は下記の通りです。すべて年率(税込)です。『iFreeNEXT FANG+インデックス』
0.7614%
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』
0.1696%
『iFree S&P500インデックス』
0.2430%
『iFree NYダウ・インデックス』
0.2430%
『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』
0.11772%
上記の投資信託は購入時手数料や解約時の信託財産留保額はありません。
iFreeNEXT FANG+ほか運用実績
『iFreeNEXT FANG+インデックス』設定来およそ1年間(2018年1月31日~2019年1月31日)の基準価額の推移は下記の通りです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
過去1ヵ月(2019年1月4日~2019年1月31日)、過去6ヵ月(2018年8月1日~2019年1月31日)、過去1年(2018年2月1日~2019年1月31日)の騰落率の比較は下の表の通りです。
2019年1月31日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
ハイテク株を対象にした『iFreeNEXT FANG+インデックス』は良くも悪くも値動きが激しいですね。
まとめ
テーマ型の投資信託が設定される頃には関連銘柄のピークが近いとよく言われます。銘柄を絞り込んでいる分、どうしても好不調の波が大きくなりがちな面はあるでしょうね。長い目で見れば次世代テクノロジーの重要性や将来性に変わりはなく、その点で『iFreeNEXT FANG+インデックス』は依然として魅力的に思えますよね。
ただし、近年、好調だったハイテク関連株は一般的な米国株式インデックスファンドや先進国株式インデックスファンドにも少なからず含まれています。
山高ければ谷深しという格言もありますし、ブームに流されてリスクを取りすぎないように注意するというのも賢明な選択かもしれません。
・『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の出足の成績を楽天・米国高配当株式、iFree S&P500・NYダウ、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、iFreeNEXT FANG+、SMT 米国株配当貴族等と比較
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