『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』と同じ「MSCI ACWI」連動型を楽天・全世界株式や野村つみたて外国株投信と比較

「MSCI ACWI」連動型を楽天・全世界株式や野村つみたて外国株投信と比較

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※ 記事を更新しました(2018年11月2日追記)。

全世界(日本を含む先進国と新興国)の株式を対象にした『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』(三菱UFJ国際投信)が2018年10月31日に設定され、マネックス証券で取扱が始まりました。

SBI証券では2018年11月1日から、楽天証券では同年11月2日から取扱が始まる予定です。

同じベンチマーク(「MSCI ACWI」)に連動する『全世界株式インデックス・ファンド』(ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ)の特徴や運用実績を競合する全世界株式インデックスファンドと比較してみました。

比較の対象は『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』、『野村つみたて外国株投信』です。




全世界株式インデックスファンドの特徴は?

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』や『全世界株式インデックス・ファンド』は、日本を含む世界の株式を対象にした「MSCI ACWI(オール・カントリー・ワールド・インデックス)」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

同指数は先進国と新興国合わせて47ヵ国の大型株と中型株2,791銘柄で構成されています(2018年9月末)。世界の投資可能な市場時価総額の85%をカバーしています。

「MSCI ACWI」組入上位5ヵ国
2018年9月末

追記
三菱UFJ国際投信の資料(PDF)によると2018年11月1日現在、『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』の日本株式部分のマザーファンドの純資産総額は3億円(現物比率:94.6% 先物比率:5.4%)だそうです。

先進国株式の3,245.2億円(現物比率:97.1% 先物比率:3.0%)や新興国株式705.8億円(現物比率:97.3% 先物比率:2.9%)に比べると、まだ運用がスタートしたばかりといった感じですが先物の比率は抑えられているようです。

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)ポートフォリオ構築のお知らせ」より
出典:三菱UFJ国際投信ファンドレポート
https://emaxis.jp/text/253425_181102.pdf

楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は、日本を含む世界の株式を対象にした「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

同指数は先進国と新興国合せて47ヵ国の大型株、中型株、小型株、約8,000銘柄で構成されています。世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしています。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(VT)の組入上位5ヵ国
2018年8月末

野村つみたて外国株投信』は、日本を除く世界の株式を対象にした「MSCI ACWI(除く日本)」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

同指数は、日本を除く先進国と新興国合せて46ヵ国の大型株と中型株2,469銘柄で構成されています(2018年9月末現在)。

野村つみたて外国株投信 組入上位5ヵ国
2018年9月末

今回取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。


全世界株式インデックスファンドの運用管理費用等

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、野村つみたて外国株投信の運用管理費用等

購入時手数料は上限の数字で、販売会社によって異なり、SBI証券楽天証券などのネット証券(インターネットコース)では無料の場合もあります。


公表された途中経過から実質コストを再計算『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とどちらが低コスト?


全世界株式インデックスファンドの運用実績

下のグラフは、過去1年間(2017年10月31日~2018年10月30日)の基準価額の推移を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

おおむね似通った値動きになっています。

全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、野村つみたて外国株投信の基準価額の推移
基準価額の推移
2017年10月31日~2018年10月30日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

過去3ヵ月(2018年7月31日~2018年10月30日)、過去6ヵ月(2018年5月1日~2018年10月30日)、過去1年(2017年10月31日~2018年10月30日)の騰落率の比較は下の表の通りです。

米国の長期金利上昇や貿易摩擦への警戒感から、直近の株式市場は調整を余儀なくされています。

全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、野村つみたて外国株投信の騰落率
2018年10月30日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

2018年10月31日設定の『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』は運用管理費用(年率)が『全世界株式インデックス・ファンド』より低廉(-0.36504%)ですから、運用成績の向上も期待できるかもしれませんね。


まとめ

全世界株式インデックスファンドは、投資信託一本で世界各国の株式に投資できる手軽さが魅力です。

地域別の比率にこだわりたいなら、国内株式、先進国株式、新興国株式、それぞれのインデックスファンドを好みの配分で組み合わせるという選択肢もあります。もっとも、新興国株式は投資資金の流出入にともなって値動きが激しくなりがちです。

そうした個々の市場の動向に惑わされたくないなら、全世界株式インデックスファンドでまとめ買いをしてしまうというのも一案かもしれません。

長期でコツコツと資産を積み上げていくには、いざという時に慌てないよう預貯金や個人向け国債といった安全資産も忘れずにしっかりと確保しておきたいですね。

『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』と同じ「MSCI ACWI」連動型を米国株式投信(iFree S&P500・NYダウ、楽天・全米株式)と比較

『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』と同じ「MSCI ACWI」連動型をeMAXIS Slimの組み合わせ(先進国株式、国内株式、新興国株式)と比較




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