『楽天・インデックス・バランス・ファンド』3種の特徴と運用実績を『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と現金の組み合わせと比較してみました。
今回、取り上げた投資信託は、つみたてNISA対象商品です。
つみたてNISAは少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。詳細については金融庁のWEBサイトで解説されています。
楽天・インデックス・バランス・ファンドほか特徴
『楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)』『同(均等型)』『同(債券重視型)』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(バランス株式重視型)(バランス均等型)(バランス債券重視型))は、世界の株式と債券に分散投資します。株式部分は、大型株から小型株までカバーした「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を実質的な投資対象にしています。
債券部分は、国債に加え、政府関連債、社債、資産担保証券で構成された「バンガード・グローバル・ボンド・インデックス・ファンド」を実質的な投資対象にしています。
債券への投資は為替ヘッジを行い為替リスクの低減をめざします。
基本配分 |
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))は、日本を含む全世界の株式市場を対象にした「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース・為替ヘッジなし)に連動する投資成果をめざします。
同指数は先進国や新興国市場を含む49ヵ国の大型株から小型株まで幅広くカバーしています。
『楽天・インデックス・バランス・ファンド』の株式部分と同じく「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」を実質的な投資対象にしています。
2019年6月末現在(同年7月末月報より) |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 2019年6月末現在(同年7月末月報より) |
今回、取り上げた投資信託の信託期間は無期限です。
楽天・インデックス・バランス・ファンドほか運用実績
2019年8月21日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
2019年4月26日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
下のグラフは『楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)』の基準価額の推移を「楽天・全世界株式インデックス・ファンド 50%:現金 50%」と比較したものです。
基準価額の推移(起点を1万円に統一) 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
下のグラフは『楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)』の基準価額の推移を「楽天・全世界株式インデックス・ファンド 70%:現金 30%」と比較したものです。
基準価額の推移(起点を1万円に統一) 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
下のグラフは『楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)』の基準価額の推移を「楽天・全世界株式インデックス・ファンド 30%:現金 70%」と比較したものです。
基準価額の推移(起点を1万円に統一) 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『楽天・インデックス・バランス・ファンド』は2018年7月20日に設定されたばかりで、運用実績はまだこれからですね。しばらくしたら、また改めて成績を確認してみます。
参考記事
・リターン・リスク比較「外国株式80%:国内債券20%」「外国株式50%:国内債券50%」「外国株式20%:国内債券80%」まとめ
『楽天・インデックス・バランス・ファンド』は、投資信託1本で世界の株式と債券に手軽に分散投資できるのが魅力です。『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と現金(あるいは預貯金)を組み合わせた場合、株式と債券の比率を柔軟に決められて、より低コストに運用できそうです。その反面、現金や預貯金は、株式と逆相関の関係にある債券よりはクッション効果が弱いです。
『楽天・インデックス・バランス・ファンド』はヘッジコストがやや気になるものの、債券部分が為替ヘッジ付で為替リスクの低減を期待できるのがメリットでしょうか。
・「為替ヘッジあり」投信、コスト上昇に要注意(日経QUICK資産運用研究所)
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と現金(あるいは預貯金)の組み合わせでも後者の比率を高めにすることで全体の値動きを小さくできます。
とはいえ、投資信託の基準価額という目につきやすい部分の変動幅が小さいバランスファンドのほうが心理的な負担は少ないかもしれませんね。
・『楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)』『同(株式重視型)』『同(債券重視型)』をeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)や世界経済インデックスファンド等と比較
・『楽天・インデックス・バランス・ファンド』3種を「楽天・全米株式+現金」と比較
おすすめは楽天証券
『楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)』『同(株式重視型)』『同(債券重視型)』の販売会社はSBI証券、岡三オンライン証券、カブドットコム証券、静岡銀行、ジャパンネット銀行、松井証券、マネックス証券、楽天証券です(2019年5月7日現在)。楽天証券では投資信託をスポット購入でも積み立てでも100円から購入可能です。また楽天グループの「楽天スーパーポイント」(期間限定ポイントは除く)でも投資信託を購入できます。
少額かつポイントでお試しできるなら、投資が身近になりますね。手軽に投資できるようになっても将来の運用成績までは保証してくれないので、結果については自己責任という原則は忘れないようにしたいです。
・【投信積立】楽天証券の楽天カードクレジット決済(1%ポイント還元)で申込から積立、支払いのスケジュールは?メールでお知らせが来る?
・【楽天証券】つみたてNISA対象インデックスファンド(純資産総額30億円以上)から信託報酬が低い順に全世界株式、先進国株式、国内株式、新興国株式、米国株式、バランスのベスト3を選出
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