トランプ・スキャンダルが相場に影を落とす? |
トランプ・スキャンダル
昨年の米大統領選に対するロシアの関与とトランプ陣営の関係について捜査していたFBI長官の突然の解任や、機密情報をロシア外相に漏らしていたのではないかという新たな疑惑、司法妨害の可能性の浮上などトランプ・スキャンダルが市場をゆらし17日夜、1ドル111円台まで円高が進んでいます(その後110円台に)。政府内にトランプ大統領への不満が蓄積していて関係者のリーク合戦になっているのではという見方もあるようです。米国第一主義というより俺様第一主義がもたらした結果でしょうか。
投資額の縮小も考えるべき?
17日夜、アメリカの株式相場(NYダウやS&P500)は1%以上、下落して始まりました(終値は1.8%安)。日経平均先物も同様に1%以上落ち込んでいるようです。株価の割高感が指摘されていたこともあり、一旦、投資金額を縮小すべきだろうかと考えてしまいますよね。あるいはそれも賢明な選択かもしれませんが、むしろトランプ大統領の退陣後に期待する向きもあるようです。州知事時代に海外企業の誘致に熱心だったペンス副大統領は自由貿易を支持しており、移民に対してもトランプ大統領よりバランスが取れていると見られています。
まだ慌てるには早い?
もし今年の1月から積立投資を始めていたら2017年5月17日現在、バランスファンドと全世界株式インデックスファンドは下の表のような成績です。全世界株式インデックスファンドは日本を除く先進国と新興国が対象です。円高と株安のダブルパンチでこれから赤字になる可能性もありますが、まだ慌てるには少し早いかもしれませんね。
まとめ
色々な見方があるにせよ将来のことをはっきりと予測するのは難しいですよね。目の前のニュースに振り回されず、積立による分散投資を継続したほうが資産形成には有意義なように思えます。ニュースの賞味期限より長期投資の資産運用はずっと長く続くはずです。この先も何度も軟調な相場を経験することになるでしょうし、そのたびに右往左往していては疲れてしまいますよね。
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