ホワイトハウス(ワシントンD.C.) |
トランプ氏の記者会見
次期アメリカ大統領のトランプ氏は大統領選後初めての記者会見でアメリカの利益を優先することを強調し、日本や中国、メキシコとの貿易が不均衡であると訴えました。国境に壁を作るとも。・トランプ次期大統領特集(NHK) 記者会見の動画も掲載されています
市場の反応
メキシコに工場を作る自動車会社だけでなく製薬会社にも批判的だったためにアメリカの株価は一時マイナスに転じました。会見後、減税などの景気刺激策に具体的な言及がなかったことからドルが売られ、1ドル113円台まで円高が進む場面もありました。メキシコとの国境に壁を作るとかたくなに主張したり、自由貿易を否定して保護主義に傾くなど政策に疑問符がつくような不透明な状況が続くと、株式市場や為替相場も不安心理から動揺しがちかもしれないですね。
大統領の任期は有限
とはいえトランプ大統領の任期は最長8年、2期目がなければ4年ですし、その前にレームダック化している可能性もあります。投資期間はそれより長く続くわけですから、世界経済の中心地であるアメリカの大統領とはいえ彼の言動にそう悲観的にならずともよいのではないかと。仮にトランプ氏が本当に裏でロシアとつながっていたり、あるいは貿易に高関税をかけて世界経済を混乱におとしいれたとしても、その後の指導者は彼を反面教師として改善に動くでしょうし、互恵的な自由貿易が見直されるきっかけになるかもしれません。混乱のさなかに相場が低迷するなら、むしろ投資のチャンスとしてNISAやiDeCoでインデックスファンドを使った世界分散投資への積み立てを続けていこうと思います。
まとめ
まあ、短期の相場で一喜一憂しても個人でできることは限られてますよね(苦笑)。世界中の人がより良い生活を求めるなら世界経済はきっと成長するはずですし、長い目で見てもう少し楽観的でもいいじゃないかなと。・「民主主義を守ってほしい」 オバマ米大統領お別れ演説(BBC)
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