サンクトペテルブルグのペテルゴフ宮殿(ロシア) |
先日のトランプ次期アメリカ大統領の記者会見でも、ロシア政府とトランプ陣営が選挙中に情報交換をしていたのではないか、あるいはロシア政府にトランプ氏は彼個人の都合の悪い情報を握られているのではないかという疑惑が取りざたされていました。
現時点では十分な裏付けのある話ではないようですが、アメリカの大統領がロシアに傀儡になることはありえないにしてもロシアに対して融和的な政策がとられるとしたら、ロシア投資に注目すべきでしょうか?
怖いもの見たさ半分で(?)、ロシア株式に投資する投資信託の成績を確認してみました。
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HSBC ロシア オープンの特徴
「HSBC ロシア オープン」は、ロシア国内の企業や、 ロシア経済の発展と成長に関連するロシア以外の国の企業の株式等に投資する投資信託です。2016年12月10日付の交付目論見書(PDF)によるとマザーファンドの組入銘柄数は29銘柄、業種別組入比率ではエネルギーが30.4%と突出しています。SBI証券では買付手数料はありません。投資信託を保有している間継続的にかかる信託報酬(年率)は税抜1.95%となっています。解約時の手数料(信託財産留保額)はありません。
HSBC ロシア オープンの成績
2016年1月14日から2017年1月13日までの過去1年の基準価額の騰落率は+76.6%(4,034円から7,124円に上昇)と極めて好調です。11月末の月報(PDF)によると、アメリカの大統領選でトランプ氏が勝利しウクライナ問題をめぐる制裁が解除される可能性が浮上したこと、11月末のOPEC減産合意で原油価格が安定したことなどが好成績の背景にあるようです。2016年に毎月、月初に10万円ずつ積み立てたとしたら「HSBC ロシア オープン」の通算成績は2017年1月13日現在、120万円の投資額に対して533,890円の黒字(損益率+44.49%)でした。
まとめ
残念ながらロシア株に投資する投資信託はすでに急騰した後のようですね。後から振り返ると何だかせっかくのチャンスを逃してもったいないような気がしてしまいますが、経済制裁中のロシアにまとまった額を投資するのは勇気がいりますよね。投資する金額が少額であれば損益率はよくても、それほどの黒字額にはならないでしょうし。事前にOPECの減産合意やロシアに融和的なトランプ氏の当選を予想するのも極めて難しいですよね。投資資金が潤沢にあるならお遊びとして投資するのもアリかもしれませんが、資金が限られているなら火遊びはしないほうが無難でしょうね。経済制裁解除で一段高もあり得ますが、地政学リスクや原油価格の動向によっては、逆に急落する可能性もなきにしもあらずでしょうし。
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