トランプラリー(バブル?)でアメリカの株価が最高値を更新したと繰り返しニュースになっています。為替相場もドル高円安が急速に進んでいます。
アメリカの大統領選後に、アメリカの株式に投資する米国株式インデックスファンドと、アメリカだけでなく日本をのぞく先進国の株式に投資する先進国株式インデックスファンドで、投資信託の基準価額の騰落率にどれくらい差がついたのか確認してみました。
【楽天Kobo】お金で世界が見えてくる!【電子書籍】[ 池上彰 ]
【Amazon Kindle】徹底解説! アメリカ 波乱続きの大統領選挙【電子書籍】[ 池上彰 ]
ファンドの特徴
「iFree NYダウ・インデックス」は、アメリカを代表する主要30銘柄を対象としたダウ・ジョーンズ工業株価平均に連動するインデックスファンドです。「i-mizuho米国株式インデックス」は、アメリカ全株式の時価総額のうち8割近くを占める大型株約500銘柄を対象としたS&P500指数に連動するインデックスファンドです。
「SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン」はアメリカのS&P500指数構成銘柄のうち、25年以上連続して配当を増やしている銘柄を投資対象としています。
「たわらノーロード 先進国株式」と「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、日本をのぞく先進国の株式を対象にしたMSCIコクサイ・インデックスに連動するインデックスファンドです。
米国株式と先進国株式インデックスファンド成績比較
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は信託報酬(年率)が従来の税抜0.24%から2016年11月22日より税抜0.2%に引き下げられています。まとめ
アメリカ大統領選後の2016年11月9日から2016年12月15日までの1カ月強の短期間で「iFree NYダウ・インデックス」は基準価額が24.68%も上昇しています。先進国株式インデックスファンドに対して4.76%~5.17%ほど上回っています。「i-mizuho米国株式インデックス」も1カ月強の短期間で基準価額が21.24%上昇しています。先進国株式インデックスファンドに対して1.32%~1.73%ほど上回っています。
米国債の利回りが上昇しているため高配当株は魅力が薄れたそうで、「SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン」は先進国株式インデックスファンドに対して逆に0.37%~0.78%ほど劣後しています。
「たわらノーロード 先進国株式」と「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」も基準価額が19%以上も上昇しているのですが、米国株式(特に「iFree NYダウ・インデックス」)は高配当株をのぞき、それ以上に好調のようです。
ただし米国債の長期金利の上昇が続けば、いずれ株式市場から投資資金が流出することも考えられますよね。
こぼれ話
アメリカ大統領選後に為替相場の大きな変動があったために「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の運用実績とベンチマークにかい離が生じているようです(PDF)。信託報酬の引き下げという歓迎すべきニュースがあったばかりなのに残念ですよね。
これだけが原因ではないのですが、特定口座で持っていた「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」を売却して、試しに「iFree NYダウ・インデックス」と「i-mizuho米国株式インデックス」を買ってみました。
分散投資の観点からは22か国に投資できる先進国株式インデックスファンドのほうが望ましいのでお試し以上に購入するつもりは今のところないです。ただ、さすがにもうそろそろ株式市場がピークを迎えそうなことを思えば債券を含むバランスファンドに乗り換えたほうがよかったのかもしれません。
来年はバランスファンドを積み立てるつもりだったのですが、株式市場も為替相場も動きが急すぎて反動が怖いので投資額そのものを減らしたほうがいいのか悩んでます。
関連記事
・『楽天・全米株式インデックス・ファンド』出足の成績は全敗!?iFreeS&P500・NYダウ、SMT米国株配当貴族等と比較
・つみたてNISA対象アクティブ投信『フィデリティ・米国優良株・ファンド』を米国や先進国の株式インデックス投信と比較
・S&P500連動の『i-mizuho米国株式』とNYダウ連動の『iFree NYダウ』等の特徴と成績比較
・トランプ次期大統領が米国第一主義なのは当然としても一投資家も米国株式偏重でいいの?
・年初から毎月積立 米国株式と先進国株式のインデックスファンドの成績にどれくらい差があるの?
・年初から毎月積立 好調の米国株式インデックスファンドよりさらに好成績のEXE-iのファンドとは?
・米国と先進国の株式どちらに投資すべき?米国は新大統領選出で株高ドル高に 欧州はEU崩壊懸念も
・新大統領が米国一人勝ちをめざすなら米国株に投資すべき?米国株式インデックスファンドの定番は?
【楽天Kobo】知らないと損する 池上彰のお金の学校【電子書籍】[ 池上彰 ]
【Amazon Kindle】池上彰の世界の見方 アメリカ~ナンバーワンから退場か~【電子書籍】[ 池上彰 ]
投資信託が話題のブログのリンク集
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログのリンク集
ブログ村 家計管理・貯蓄
家計管理・貯蓄が話題のブログのリンク集
NISA 人気ブログランキング
NISAが話題のブログ人気ランキング
0 件のコメント:
コメントを投稿