2024年スタート新NISA概要/2023年は景気後退で我慢の年に? オルカン、先進国株、米国株(S&P500)等の成績と2022年12月末NISA・iDeCo・特定口座の評価額

2022年12月31日土曜日

iDeCo・つみたてNISA・特定口座の実績

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インデックスファンドの騰落率とNISA、iDeCo、特定口座の損益

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主だったインデックスファンドの成績と2022年12月末現在のNISA・iDeCo・特定口座の評価額および損益を確認してみました。

また最後の段落で、2024年スタート予定の新しいNISA(少額投資非課税制度)について金融庁のWEBサイトから概要を紹介しています。


全世界株式、先進国株式、米国株式、国内株式、新興国株式の成績

インデックスファンドの基準価額の推移(チャート)

下のチャートは過去1年間の基準価額の推移(2021年12月~2022年12月/月末ベース)です。

起点の基準価額を1万円に統一しています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの基準価額の推移(チャート)

残念ながら、全世界株式インデックスファンドをはじめ、この1年の成績はマイナスになっています。

インデックスファンドの騰落率

下のグラフは12月の騰落率(前月末比)と過去1年の騰落率(前年同月末比)です(2022年12月30日現在)。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの前月末比と前年同月末比の騰落率

2023年は景気後退で我慢の年に?

マーケットビュー(2023年1月) 2022年の振り返りと2023年の見通し(PDF/岡三アセットマネジメント)

【国内株式】2023年の日経平均は25000-30000円での推移を予想します。米国の景気減速懸念が強まる中、11⽉以降、一気に円安修正が進んだことで、2023年度の企業業績は減益になることが⾒込まれます。<中略>必ずしも良好な投資環境ではないものの、バリュエーション面での割安感、積極的な株主還元が下支え要因となりそうです。中国がウィズコロナ政策に転換したことで、インバウンド需要回復の本格化も期待されます。

【米国株式】2022年の米国株式は、米連邦準備制度理事会(FRB)が⾦融緩和から⾦融引締めに転換したことを受けて、歴史的に割高な水準にあったバリュエーションが修正され下落しました。⾜元のPERは17倍でコロナ後の⾦融緩和でバリュエーションが押し上げられた部分は剥落したものの、依然として高めの水準です。2023年のS&P500は3400-4300ドルでの推移を予想します。景気後退が現実のものとなる中、早急な利下げが実現せず、我慢の年となりそうです。

【欧州株式】2022年の欧州はロシア・ウクライナ戦争に振り回されました。<中略>イギリス、イタリアなどの政権交代も材料視されましたが、ユーロ安とエネルギー価格上昇が企業業績を押し上げたことが下支え要因となりました。2023年の欧州株は、日米株に⽐べて劣位な投資環境と⾒ています。インフレはピークアウトとは⾔いづらく、現在想定されている以上に⾦融引締めが続くと⾒ています。利上げ継続による実体経済への悪影響が懸念され、企業業績は減益に転じるでしょう。

【アジア株式】短期的には感染急拡⼤による経済活動のさらなる悪化が懸念されますが、積極的な内需拡⼤政策がとられることから、中国株は総じて堅調な値動きが続くと予想しています。⾜元のGDP成⻑率は前年⽐3%程度と⾒られますが、2023年3⽉頃に開催が予定されている全国人⺠代表⼤会では「5%以上」という成⻑目標が掲げられ、その目標に向けた政策運営がなされていくと予想します。

景気後退も懸念されていますが、株価がさえない時こそ積立投資で将来のための種まきを継続していければと思っています。


NISA・iDeCo・特定口座の評価額と損益(合算)

リスク資産の地域別構成比と評価額および損益

地域別構成比

上記の円グラフでは全世界株式インデックスファンドは各地域ごとに、米国株式インデックスファンドは先進国株式に分類しています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの損益

毎月の積立にも関わらず12月末は11月末に比べると評価額は126万円強のマイナスです(含み益は143万円強の減少)。

2021年12月末との比較では評価額は393万円弱のプラスですが、含み益は逆に104万円弱の減少となっています。

インデックスファンドを通じて投資先は多数の銘柄に分散されているので、気長に景気や株価の回復を待ちたいです。

非課税口座の評価額および損益は下の表の通りです。

つみたてNISA・iDeCoの成績

NISAのしくみや活用法は、金融庁の「NISA特設ウェブサイト」にまとめられています。iDeCoについては、国民年金基金連合会の「イデコ公式サイト」が参考になります。かんたん税制優遇シミュレーションでiDeCoに加入した場合の税負担の軽減額を確認できます。


2024年スタート新NISA(少額投資非課税制度)概要

令和5年度税制改正の大綱等で示された2024年以降の新しいNISAの概要は下の表の通りです。

新しいNISA(金融庁)

新しいNISA(金融庁)

【追記あり】NISA拡充・恒久化の内容が確定、金融庁でのブロガー座談会速報(梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記))

私個人としては2023年も、つみたてNISAを続けます。

2024年になったら特定口座の投信を売却して、新しいNISA口座で買い直すつもりでいます。

2024年からの新NISA制度について(楽天証券)

恒久NISAが始まったら特定口座の投資信託を移行すべきか?(なまずんの「弱者のゲーム」――20代からの資産運用実践録.)



おすすめ記事

全世界株式とバランスの比較は下の記事を参考にしてください。

『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』4資産および8資産均等型バランスファンドや世界経済インデックスファンドと比較 リスク・リターン特性も評価



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