動揺する株式市場を乗り越える 投資を継続した場合と様子見した場合のリターン比較/インデックス投資 iDeCo・NISAの評価額と米国株(S&P500)、先進国株、オルカン、8資産均等型ほか実績

2022年8月7日日曜日

iDeCo・つみたてNISA運用実績

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iDeCo(個人型確定拠出年金)とつみたてNISAの評価額および損益をまとめてみました。

また保有している『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』・『同 先進国株式インデックス』・『同 新興国株式インデックス』の運用実績を全世界株式インデックスファンドやバランスファンド(8資産均等型)も交えて確認しています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

8資産均等型

最後の段落で、フランクリン・テンプルトンの長期投資に関する記事の一節を紹介しています。


iDeCo・つみたてNISAの評価額と米国株、全世界株ほか実績

景気後退は心配でも投資は続けたい

iDeCo・つみたてNISAの成績

前週末比は米国株式インデックスファンド+0.77%、先進国株式インデックスファンド+0.79%、新興国株式インデックスファンド-1.35%です(参照「近視眼的な損失回避の行動を取らないコツとは」)。

その結果、前週末比の評価額iDeCo+31,485円、積立(33,333円)のあったつみたてNISA+51,036円(積立分なし+17,703円)でした。

米国株・先進国株・新興国株・世界株・8資産均等型の実績

下のチャートは過去3年の基準価額の推移(2019年8月6日~2022年8月5日)です。

起点の基準価額を1万円に統一しています。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、eMAXIS Slim 新興国株式インデックス、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の基準価額の推移(チャート)

各投信の騰落率は下の表の通りです(2022年8月5日現在)。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、eMAXIS Slim 新興国株式インデックス、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の基準価額の推移(チャート)

投資環境の見通し(2022年8月号)「マクロシナリオの再整理」(PDF/三井住友DSアセットマネジメント)

7月から8月上旬にかけて国際機関・民間を問わず、2022-23年の世界経済の成長見通しの下方修正が相次いだ。主因は米国の成長予想の引き下げである。

<中略>今回は過剰投資・金融バブルの兆候が少なく、大規模なストック調整が起きるリスクが低い。ウィズコロナへの移行を受けたサービス消費回復や人手不足感が残る労働市場は堅調であることなどが、米景気に一定の抵抗力を与えよう。

いざという時に備えて余力を残しておくに越したことはないものの、景気後退懸念に対し悲観的になりすぎてリスク資産を投げ売りしてしまうのは行き過ぎでしょうか。


動揺する株式市場を乗り越える

逃した魚は大きい

不安定な株式市場を乗り切るために知っておくべき5つのこと(フランクリン・テンプルトン)

"株式相場は、上昇したかと思うと翌日には下落する。もう少し待ってから投資しよう"

相場が不安定になると、投資家の多くは株価がいつ底値を付けるか予測しようとします。そして、その間は投資資金を現金のままにしておくことがよくあります。しかし、多くの投資家が株式相場の下落に気づくのが遅れるように、相場の上昇トレンドに気づかず、利益を獲得する機会を逃してしまう投資家も大勢います。こうした利益獲得の機会を逃してしまうと、投資家のリターンは大きく損なわれる可能性があります。

弱気相場(※)の終了後12ヵ月間で見た場合、株式(ダウ平均株価)にフルインベストメントのポートフォリオの平均トータルリターンは38.3%でした。※1929年9月3日から2020年3月23日の間に30回出現

その一方で、現金を保有したまま回復期の最初の6ヵ月間を見逃してしまうとリターンは8.0%と大きく見劣りする結果になったそうです。

晴れの日も雨の日も気長に釣り竿を垂らし続けたい

下のグラフはマーケットのタイミングを見計らおうとするのがいかに難しい戦略であるかを示しています。

市場への頻繁な出入りは機会損失となる

2021年12月31日までの20年間、株式市場(S&P500指数)に居続けた場合、年平均9.52%のトータルリターンが得られました。

ところが20年間のうち株式相場の上昇率が高かった上位わずか10日を逃すと年平均トータルリターンは5.34%とおよそ半分に、上位20日を逃すとさらにその半分の2.64%になってしまいます。

上位40日を逃すとリターンはマイナスに転落することに。

大きな釣果を得るには、晴れの日も雨の日も気長に釣り竿を垂らし続けるのがいいのでしょうね。



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