iDeCo(個人型確定拠出年金)・つみたてNISAの運用実績を簡単にまとめてみました。
保有している『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』・『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』・『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』の成績も確認しています。
為替ヘッジつきの先進国株式インデックスファンドである『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』も実績比較の対象に加えています。
iDeCo・つみたてNISAの運用実績
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益
前週末比は米国株式インデックスファンド+0.76%、先進国株式インデックスファンド+0.96%、新興国株式インデックスファンド+0.66%とすべてプラスでした(「企業業績の改善により来年の株価は堅調に推移する?」参照)。
その結果、前週末比の評価額はiDeCoが+17,126円、つみたてNISAは+13,310円でした。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ほか運用実績
米国株式・先進国株式・新興国株式の成績
下のチャートは過去2年の基準価額の推移(2018年12月19日~2020年12月18日)を比べたものです。起点の基準価額を1万円に統一しています。
各インデックスファンドの騰落率は下の表の通りです(2020年12月18日現在)。
コロナショックのあった調整局面の下落率は2020年2月21日~同年3月24日の数字です。
2020年12月18日現在の純資産総額は『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』2,228.71億円(2018年7月3日設定)、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』1,483.27億円(2017年2月27日設定)、『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』21.46億円(2017年8月31日設定)、『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』446.14億円(2017年7月31日設定)です。
純資産総額は伸び悩んでいる『iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジあり)』ですが、上記の期間の運用実績では比較的健闘していますね。
ただ、コロナ禍から回復して米国の金利が上昇するとヘッジコストが増えることになりそうで、そこは悩みどころかもしれません。長期でのヘッジコスト負担も気になるところでしょうか。
積立投資に為替ヘッジは必要ない?
積立投資に為替ヘッジは必要か-米国株式への長期投資は為替ヘッジが無い方が良い(ニッセイ基礎研究所)定額の積立投資の場合、投資時期の分散によって為替相場の影響をある程度軽減できるので、長期のヘッジコスト負担も考慮すると資産クラスによっては為替ヘッジは不要という意見もあるようです。
ニッセイ基礎研究所の記事では米国株式(S&P500)、欧州株式(STOXX)、先進国株式(MSCIコクサイ)、新興国株式(MSCI EM)について、データ期間(2004年12月~2020年10月)のうち投資期間を10年として投資開始月をひと月ずつずらして得たリターンを基に下記のように分析しています。
投資期間10年の結果を指数別にまとめると、S&P500では、積立投資で為替リスクを十分に抑えることができる。<中略>さらに、一括投資であっても為替ヘッジによるリターンを確保できる可能性は低い。そのため、総じて米国株では為替ヘッジ無でも構わないだろう。
STOXXは、積立投資で為替リスクをやや抑えることができていた。しかし、為替リターンがマイナスになる期間は、使用期間の後半に偏っており、同時期にヘッジプレミアムが発生している影響もあったため、為替ヘッジが有効となる割合が高くなった。一括投資であれば、為替ヘッジ有の方がよく、積立投資であれば、どちらでもよいだろう。
MSCIコクサイは、米国株式を6割含むため、S&P500と似た傾向になる。しかし、一括投資においては、為替ヘッジはやや有効であることが確認された。一括投資であれば、どちらでもよく、積立投資であれば、為替ヘッジ無でもよいだろう。
MSCI EMは、為替ヘッジが必要になる可能性が高く、さらに、積立投資については為替ヘッジの有効性も確認された。いずれにしても、為替ヘッジ有の方がよいだろう。つまり発展途上国の為替変動リスクはかなり高いので、為替ヘッジは有る方が良いということだ。
現実的には先進国株式と違って新興国株式では為替ヘッジありのインデックスファンドは選択肢がないのが残念ですが、将来の為替動向を予測するのは困難なのでリスクを軽減する目的でポートフォリオの一部に為替ヘッジありを選ぶという考え方もあるでしょうね。
・為替ヘッジ ありか、なしか 価格変動・資産分散で判断(日本経済新聞)
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