『楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(愛称:USA360)』(楽天投信)の運用実績を定番の『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)や成長期待の高い『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』(大和AM)および『iFreeNEXT FANG+インデックス』(大和AM)と比較してみました。
USA360と米国株式インデックスファンドの実績(チャートと騰落率)
下のチャートは『楽天・米国レバレッジバランス・ファンド(愛称:USA360)』設定来2年11ヵ月強の期間(2019年11月5日~2022年10月11日)で基準価額の推移を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
騰落率の比較は下の表の通りです(2022年10月11日現在)。
コロナ・ショック時の下落率は2020年2月の天井から3月の底までの数字(※)、設定来の騰落率は2年11ヵ月強の数字です。※USA360は2020年2月21日~同3月19日、S&P500連動型は同2月21日~同3月24日、NASDAQ100連動型とFANG+連動型は同2月20日~同3月17日
金融引き締めによる債券価格の下落もあり、現時点では競合に対し『楽天・米国レバレッジバランス・ファンド』は劣勢です。
USA360と米国株式インデックスファンド まとめ
純資産総額を見ると米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしたS&P500連動型が突出していて定番になっていますが、それ以外にも選択肢が充実してきているのは嬉しいですよね。
・3.6倍のレバレッジ!「楽天・米国レバレッジバランス・ファンド」登場(みんかぶ投信)
2020年のコロナ・ショックで下落幅が相対的に控えめだった『楽天・米国レバレッジバランス・ファンド』に対し、値動きの大きさに注意は必要ですが『iFreeNEXT NASDAQ100インデックス』や『iFreeNEXT FANG+インデックス』の成長力はなかなか魅力的かもしれませんね。
・THINK BIG-大きく考え、市場に居続ける。(PDF/日興AM)
コロナ禍でNASDAQ100連動型やFANG+連動型が優勢だったのは、ハイテク大手が経済動向に関わらず比較的盤石な銘柄として選好されたことや社会の変革を担うIT企業への期待感が高まったことも背景にあったようです。
最近は米国の長期金利上昇が特にハイテクセクターにとって重しとなる場面もありましたが、ポートフォリオのスパイスとして気になるなら時間分散も意識しながら徐々に積み立てていくのも一案でしょうか。
あるいは物色先が目まぐるしく変わるようなときこそ幅広い銘柄への分散投資を維持していくというのも、やはり王道かと思われます。
・うまくいかない「勝ち組」の後追い、米国株式長期で検証(モーニングスター)
・市場急落局面にみる「株式のチカラ」(日興AM)
・止まらない「円安」は味方?米国株の積立投資シミュレーション(楽天証券トウシル)
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【楽天ブックス】となりの億万長者〔新版〕 [ トマス・J・スタンリー ]
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