

2019年11月12日の引き下げにより『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の運用管理費用(税込0.0968%)が『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(税込0.10989%)よりも低廉になりました。
米国株式インデックスファンドのライバルである『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))も交えて、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』設定来の運用実績を競合と比較してみました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、楽天・全米株式ほか特徴
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は税込0.0968%です。
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S&P500指数 業種別構成比 2019年10月末現在 |
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(楽天投信投資顧問)は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税込0.162%程度です。
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CRSP USトータル・マーケット・インデックス 業種別構成比 2019年9月末現在 |
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(三菱UFJ国際投信)は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税込0.10989%です。純資産総額500億円以上1,000億円未満の部分は税込0.10439%に下がります。
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MSCIコクサイ・インデックス 業種別構成比と国・地域別構成比 2019年10月末現在 |
今回、取り上げた投資信託は、原則として為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは行いません。信託期間は、すべて無期限です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、楽天・全米株式ほか運用実績
下のチャートは『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』設定来1年4ヵ月半弱の期間(2018年7月3日~2019年11月15日)で基準価額の推移を競合と比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
米中貿易摩擦や景気後退懸念などにより株式市場が不安定で、投資信託の基準価額も変動幅が大きくなっています。
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基準価額の推移 2018年7月3日~2019年11月15日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです。
下落率は2018年10月4日~同年12月25日の数字、上昇率は2018年12月25日~2019年11月15日の数字です。
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2019年11月15日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
アセマネOne「米小型株の出遅れに修正がみられるか」(PDF)
景気の先行きに対する警戒感などから、大型株に比べ小型株がさえない状況が続いているようです。
小型株が景気悪化を警告するカナリアとなるのか、それとも出遅れが修正されるのか気になるところですが、将来の予測は大変難しいですよね。
預貯金等の安全資産を確保しながら、低コストなインデックスファンドを少しずつ積み立てていく。リバランスを通じてリスク量を一定に保つ。
王道がやはり手堅いかもしれませんね。
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