『eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）』『同（除く日本）』『同（3地域均等型）』の信託報酬率の引き下げについて簡単にまとめてみました。
また競合の『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』や『SBI・全世界株式インデックス・ファンド』と運用実績を比較してみました。
eMAXIS Slim 全世界株式 信託報酬率0.104％に
『eMAXIS Slim 全世界株式』3種などの信託報酬率の引き下げが発表されました（PDF）。 |
| 信託報酬率は年率（税抜） |
『eMAXIS Slim 全世界株式』3種の信託報酬率は2019年11月12日より税抜0.120％以内から税抜0.104％以内に変更されます（※）。
※純資産総額500億円以上1,000億円未満の部分は税抜0.1035％、1,000億円以上の部分は税抜0.1030％になります。
ライバルの『SBI・全世界株式インデックス・ファンド』（税抜0.062％＋外国投資信託証券の報酬0.042％程度）とほぼ同水準です。
消費税を含めた信託報酬率では『eMAXIS Slim 全世界株式』3種が税込0.1144％以内なのに対し、『SBI・全世界株式インデックス・ファンド』の実質的な負担は税込0.1102％程度とライバルのほうがわずかに低廉です。
実質コストは諸経費がかさみがちな第1期同士の比較では『eMAXIS Slim 全世界株式』3種が0.2％台であったのに対し、『SBI・全世界株式インデックス・ファンド』は0.3％台でした。
楽天およびSBI・全世界株式と実績比較
下のチャートは最後発の『eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）』設定来1年弱の期間（2018年10月31日～2019年10月15日）で基準価額の推移を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。『SBI・全世界株式インデックス・ファンド』は『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の影に隠れています。
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| 基準価額の推移 2018年10月31日～2019年10月15日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです（2019年10月15日）。
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| 2019年10月15日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
前述の通り『eMAXIS Slim 全世界株式』3種の信託報酬率は2019年11月12日より税込0.1320％以内から税込0.1144％以内に変更されます。
『SBI・全世界株式インデックス・ファンド』の信託報酬率も2019年9月26日に税込0.1500％程度（税込）から引き下げられたばかりです。
『eMAXIS Slim 全世界株式』3種の中で一番オーソドックスなのは「オール・カントリー」でしょうか。国内の個別株にすでに投資しているなら「除く日本」、国内・先進国・新興国に偏りなく投資したいなら「3地域均等型」が選択肢になるでしょうね。
価格変動の度合いは多少高くても中小型株まで幅広くカバーしたいなら、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』や『SBI・全世界株式インデックス・ファンド』という選択肢もあります。
各投信のもう少し詳しい特徴は下の記事を参考にしてください。
・『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）（3地域均等型）（除く日本）等と実績比較・評価
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