景気減速懸念が根強い中、米国株式(S&P500)インデックスファンドと8資産均等型バランスファンドを組み合わせた場合の運用実績を確認してみました。
債券を含むバランスファンドがポートフォリオの下支えになってくれるといいのですが、はたして期待通りの運用実績になっているでしょうか?
米国株式(S&P500)と8資産均等型バランスの特徴は?
『iFree S&P500インデックス』(大和投資信託)と『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)は米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は『iFree S&P500インデックス』が税抜0.225%、『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』が税込0.15%(2019年11月12日から税込0.088%)です。
S&P500指数 業種別構成比 2019年10月末現在 |
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』(三菱UFJ国際投信)は世界の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券)に分散投資します。
運用管理費用(年率)は税抜0.14%です。
基本投資割合 |
今回、取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジを原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。
米国株式インデックスファンドと8資産均等型バランスファンドを50%:50%で組み合わせた場合の資産配分は下記の通りです。
米国株式 50%:8資産均等型 50% |
米国株式 50%:8資産均等型 50% の運用実績
下のチャートは過去2年間の基準価額の推移(2017年11月9日~2019年11月8日)です。起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2017年11月9日~2019年11月8日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』も含めた騰落率の比較は下の表の通りです(2019年11月8日現在)。
下落率は2018年10月4日~2019年12月25日の数字、上昇率は2018年12月25日~2019年11月8日の数字です。
2019年11月8日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
・ピクテ投信投資顧問「Balometer 悲観論はわずかに後退」(PDF)
米国株式の割高感が指摘される中、国際分散投資の観点からも8資産均等型バランスとの組み合わせの相性は悪くないように思えます。
直近の株式市場の回復によってリスク資産の割合が想定以上に増加しているなら、預貯金等の安全資産も含めてリバランスを検討してもいい時期かもしれませんね。
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