2018年11月のSBI証券の月間積立設定件数ランキング(つみたてNISA)でベスト10のうち6~10位の投資信託について、特徴と運用実績を簡単にまとめてみました。
1~5位については、こちらの記事をご覧ください。
つみたてNISAの概要については金融庁のWEBサイトでも解説されています。
つみたてNISA人気ランキング6~10位(SBI証券)
SBI証券の月間積立設定件数ランキング(つみたてNISA)の6~10位は下記の通りです(2018年11月1日~同年11月30日)。6位NEW(-)eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
日本を含む全世界の株式(大型株と中型株)に投資
7位→(前回7位)eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
世界の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券)に分散投資
8位↓(前回6位)ひふみプラス
国内外の株式に選別投資
9位↓(前回8位)<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
国内の株式(TOPIX構成銘柄)に投資
10位↓(前回9位)eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
新興国の株式(大型株と中型株)に投資
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)ほか特徴
『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』は、日本を含む世界の株式を対象にした「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。2018年10月末現在 |
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』は、世界の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券)に分散投資します。
『ひふみプラス』は、長期的な将来価値に対して市場価値が割安と考えられる成長企業に選別投資します。直販の『ひふみ投信』と同じマザーファンドを通じて運用されています。
2018年10月末月報より |
『<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド』は、東証第1部上場の全銘柄を対象にした「東証株価指数(TOPIX)」の値動きに連動する投資成果をめざします。
2018年10月末月報より 組入銘柄数は同年2月20日付運用報告書より |
『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』は、新興国の株式市場を対象にした「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
2018年10月末月報より |
今回取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジは原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)ほか費用
投資信託を保有中にかかる運用管理費用(信託報酬)は下記の通りです。すべて年率(税込)です。『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』
0.15336%
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』
0.17172%
『ひふみプラス』
1.05840%
『<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド』
0.17172%
『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』
0.20412%
つみたてNISAでは、ETFを除き、投資信託はノーロード(購入時手数料なし)です。上記の投資信託は解約時の信託財産留保額はありません。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)ほか運用実績
下のグラフは過去およそ1年間(2017年11月末~2018年11月末)の基準価額の推移を比べたものです(起点の基準価額を1万円に統一)。『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』は設定から1年未満のため同じ指数(「MSCI ACWI」)に連動する「全世界株式インデックス・ファンド」を代用しています。
基準価額の推移(月末ベース) 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下記の通りです(2018年12月3日現在)。
2018年12月3日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
米国の長期金利上昇や貿易摩擦への警戒感、世界的な景気減速懸念などから調整の続いていた株式市場は、ようやく反発の兆しが見えてきたところでしょうか。
米国の中央銀行にあたるFRBの議長が利上げに慎重な姿勢を示したことや、米中首脳会談で対立の激化が当面は避けられたことなどが株価の追い風になっています。
まとめ
つみたてNISAは積立投資を前提としていますが、タイミングを読まずに買い付けていくやり方で本当に利益が出るのか疑問に思う向きもあるでしょうか。出典:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」 4ページより http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/assets/pdf/tsumitate_guidebook.pdf |
上記の図表のように定額の積立投資の場合、基準価額が下がっているときは、より多くの口数を購入することができます。積立投資は基準価額が高いときも安いときも購入を継続することで、ホドホドの買値に落ち着くことを期待するものです。
ある意味、もうけよりも元本の積み上げに重点を置いた方法と言えるでしょうか。国内資産は少子高齢化の影響が心配されますが、投資先を世界中に分散することで世界経済の成長の恩恵を得られます。
つみたてNISAでは積み立てるときだけでなく解約する場合も(途中で解約しなければ)20年間にわたって時期が分散されます。一攫千金は無理でも、比較的大負けはしにくい投資法ではあるかもしれませんね。
1985年以降の各年に毎月同額ずつ国内外の株式・債券を買付 過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません 出典:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」6ページ http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/guide/index.html |
・2018年11月SBI証券つみたてNISA人気ファンド比較1~5位 ニッセイ外国株式、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、同 先進国株式、楽天・全米株式、ニッセイ日経225
・SBI証券「つみたてNISA取扱商品」株式とバランス型に分類し安い順に並替 楽天・全世界株、全米株もあり
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