1年間の積立投資の結果は?楽天・全米株式、iFree S&P500、同 NYダウ、SMT 米国株配当貴族

2018年12月29日土曜日

米国株式

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米国株式インデックスファンドの1年間の積立投資の結果を比較・評価・解説

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楽天・全米株式インデックス・ファンド』、『iFree S&P500インデックス』、『iFree NYダウ・インデックス』、『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』、それぞれの1年間にわたる積立投資の通算成績を確認してみました。




楽天・全米株式ほか投資信託の特徴は?

楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」(VTI)を実質的な投資対象にしています。

楽天・全米株式インデックス・ファンド 業種別構成比と組入上位10銘柄
実質的な投資対象ファンドVTIのポートフォリオ
2018年10月末現在(同年11月末月報より)

iFree S&P500インデックス』は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

iFree S&P500インデックス 業種別構成比と組入上位10銘柄
2018年11月末月報より

iFree NYダウ・インデックス』は、米国を代表する主要30銘柄を対象とした「ダウ・ジョーンズ工業株価平均(NYダウ)」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

iFree NYダウ・インデックス 業種別構成比と組入上位10銘柄
2018年11月末月報より

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』は、25年以上連続して増配している銘柄を対象とした「S&P500配当貴族指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年11月末月報より

今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジは行いません。信託期間はすべて無期限です。


楽天・全米株式ほか投資信託の費用は?

投資信託を保有中の運用管理費用(信託報酬)は下記の通りです。

楽天・全米株式インデックス・ファンド
税込0.1696%(年率)

iFree S&P500インデックス
税込0.2430%(年率)

iFree NYダウ・インデックス
税込0.2430%(年率)

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン
税込0.5940%(年率)

『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』のみ購入時手数料(上限3.24%)が設定されていますが、SBI証券楽天証券などのネット証券(インターネットコース)では無料の場合もあります。


上記の投資信託は解約時の信託財産留保額はありません。

参考記事
公表された途中経過から実質コストを再計算『楽天・全米株式インデックス・ファンド』iFree S&P500、同 NYダウと比較


楽天・全米株式ほか積立投資の通算成績は?

毎月1日を積立の設定日にしています(約定日は翌営業日)。1日が休日の場合は後ずれします。

楽天・全米株式インデックス・ファンド、iFree NYダウ・インデックス、iFree NYダウ・インデックス、SMT 米国株配当貴族インデックス・オープンの積立投資の成績
端数は四捨五入しています
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

世界経済の減速懸念から、直近の株式市場は軟調です。上記の投資信託の中では、連続増配企業で構成され、ハイテク株の比率の低い『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』のマイナス幅が控えめでした。

「2018年1月に一括投資」した場合と「積立投資の通算成績」の比較は、下の表の通りです。

楽天・全米株式インデックス・ファンド、iFree NYダウ・インデックス、iFree NYダウ・インデックス、SMT 米国株配当貴族インデックス・オープンの一括投資と積立投資の成績
2018年12月28日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

上記の期間では一括投資より積立投資のほうが優勢ですが、市場が好調で上昇が続いている局面では積立投資が機会損失になる場合もあります。

参考記事
1年間の積立投資の結果は?楽天・全世界株式、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)、同 先進国株式、同 新興国株式


まとめ

楽天・全米株式インデックス・ファンド、iFree NYダウ・インデックス、iFree NYダウ・インデックス、SMT 米国株配当貴族インデックス・オープンの基準価額の推移
基準価額の推移(起点の基準価額を1万円に統一)
2018年1月4日~同年12月28日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

景気や株価のピークアウトがささやかれています。米国株式インデックスファンドも直近は不安定な値動きになっています。

2018年の1年間の積立投資の結果は『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(-9.26%)、『iFree S&P500インデックス』(-8.54%)、『iFree NYダウ・インデックス』(‐6.61%)、『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』(‐4.43%)と残念ながら、どれもマイナスでした。

世界最大級の運用会社バンガード社は、世界経済の見通しについて成長は鈍化するものの景気後退入りはしないと見ているようです。

・バンガード「2019年の世界経済と市場見通し」(PDF)

弱気相場入りには否定的な一方で、経済成長の鈍化やインフレ率のばらつき、金融政策の正常化を背景にボラティリティの増加も予想しています。

相場が荒れ模様な時に下手に動いて傷口を広げるよりは、忍耐強く積み立てを続けて嵐が去るのを待つほうが賢明でしょうか。




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