株価がピークアウト?米国株式、先進国株式、先進国株式+新興国株式の積立投資の成績比較(『iFree S&P500インデックス』『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』『野村つみたて外国株投信』)

2018年11月22日木曜日

先進国株式 全世界株式 米国株式

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米国株式、先進国株式、先進国株式+新興国株式の積立投資の成績比較・評価

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※ 記事を更新しました(2018年12月21日)。

景気減速や貿易摩擦に対する警戒感から株価の下落が続いています。景気や株価のピークアウトも懸念されているようです。

つみたてNISAのスタートした2018年1月からの積立投資の通算成績を確認してみました。

今回、取り上げる投資信託は『iFree S&P500インデックス』(米国株式)、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』、『野村つみたて外国株投信』(先進国株式+新興国株式)です。




投資信託の特徴は?

iFree S&P500インデックス』は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

iFree S&P500インデックス 組入上位10銘柄
組入銘柄数は外国投資信託1、外国株式 先物1を含む
2018年11月末月報より

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位10銘柄
2018年11月末月報より

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位10ヵ国
2018年11月末月報より

野村つみたて外国株投信』は、日本を除く世界の株式を対象にした「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

同指数は、日本を除く先進国22ヵ国と新興国24ヵ国で構成されています。

野村つみたて外国株投信 組入上位10銘柄
2018年11月末月報より

2018年11月末の月報によると『野村つみたて外国株投信』の新興国株式の比率は12.2%です。

MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本) 国・地域別構成比
MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス
(除く日本)
2018年11月末現在

今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジは行いません。信託期間はすべて無期限です。


投資信託の費用は?

投資信託を保有中の運用管理費用(信託報酬)は下記の通りです。すべて年率(税抜)です。

iFree S&P500インデックス
0.225%

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
0.109%

野村つみたて外国株投信
0.190%

上記の投資信託は購入時手数料や解約時の信託財産留保額はありません。


積立投資の通算成績は?

毎月1日を積立の設定日にしています(約定日は翌営業日)。1日が休日の場合は後ずれします。

2018年1月から始まったつみたてNISAでは毎月およそ3万3千円(33,333円)まで積立可能です(年間40万円)。

iFree S&P500インデックス、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、野村つみたて外国株投信の積立投資の成績
端数は四捨五入しています
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

「2018年1月に一括投資」した場合と「積立投資の通算成績」の比較は、下の表の通りです。

iFree S&P500インデックス、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス、野村つみたて外国株投信の一括投資と積立投資の成績
2018年12月20日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

上記の期間では一括投資より積立投資のほうが優勢ですが、市場が好調で上昇が続いている局面では積立投資が機会損失になる場合もあります。

バランスファンド等の成績は下の記事を参考にしてください。

株価急落で積立投資の成績は?4資産均等型、8資産均等型、世界経済インデックスファンドを楽天・全世界株式と比較


まとめ

つみたてNISAが2018年1月からスタートしましたが同年11月22日現在の通算成績は『iFree S&P500インデックス』(-6.58%)、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(-7.88%)、『野村つみたて外国株投信』(-8.28%)と、すべてマイナスに沈んでいます。

一人勝ちと言われていた米国株式も崩れ、先に投資資金が流出していた新興国株式がむしろ反発の兆しを見せているようです。各月の損益率を見ると、新興国株式を含む『野村つみたて外国株投信』は最近、『iFree S&P500インデックス』や『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』よりもマイナス幅が控えめです。

資産運用会社の中には今後5年間の米国株式のリターンは新興国株式や日本を始めとする先進国株式を下回ると予想しているところもあります。

・ピクテ投信投資顧問「ピクテ・グローバル・マーケット・ウォッチ 2018年7月11日」(PDF)4ページの図表9を参照

予想通りになるかはわかりませんが、将来の不確実性に備えるという意味では国際分散投資がやはり王道かもしれませんね。




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