リーマン・ショックの勃発した2008年から毎年10万円ずつ合計100万円を投資信託で積み立てたら、今いくらになっているのか計算してみました。
国内株式と海外株式、10年弱の運用成績で勝つのはどっちでしょう?
ファンドの特徴
『三菱UFJ DC国内株式インデックスファンド』は、東証一部上場のすべての銘柄を対象にした東証株価指数(TOPIX)の値動きに連動する投資成果をめざすファンドです。購入時手数料や換金時の信託財産留保額はありません。投資信託を保有している間かかる運用管理費用(年率)は税抜0.2%です。
『三菱UFJ DC海外株式インデックスファンド』は、日本を除く先進国の株式市場の値動き(MSCIコクサイ・円換算)に連動する投資成果をめざすファンドです。原則として為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは行いません。
購入時手数料や換金時の信託財産留保額はありません。投資信託を保有している間かかる運用管理費用(年率)は税抜0.21%です。
ファンドの成績
毎年年初に一括投資したと仮定して2017年9月22日の基準価額をもとに各年度の損益や評価額を計算しています。売買が成立する約定日は国内株式は申込受付日当日、海外株式は申込受付日の翌営業日です。各年度の基準価額はその年最初の営業日を起点にファンドごとの約定日に合わせています。過去の実績は将来の運用成績を保証するものではありません |
まとめ
もし、世界的な金融危機の起きた2008年から毎年10万円ずつ合計100万円を投資したとしたら、
国内株式インデックスファンド評価額 1,718,092円 +718,092円
海外株式インデックスファンド評価額 1,949,833円 +949,833円
という結果でした(2017年9月22日現在)。
海外株式インデックスファンドは円高で基準価額の落ち込みが激しかったこともあり、積み立て投資では逆に平均取得価格を下げることができて良好な結果につながったようです。
もっとも、海外株式インデックスファンドよりも伸びが控えめだったとはいえ、国内株式インデックスファンドの損益率も+71.81%と健闘しています。
過去の実績が将来の運用成績まで保証してくれるわけではありませんが、基準価額が低迷している時こそ積み立てをあきらめずに続けることができれば、それが黒字の源泉になり得るというのは心強い結果ですよね。
こぼれ話
今回取り上げたファンドはどちらも確定拠出年金用のファンドです。
運用期間が短いので比較の対象にはしませんでしたが、同じ三菱UFJ国際投信の一般販売されている低廉な株式インデックスファンドには『eMAXIS Slim 国内株式インデックス』と『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』があります。
どちらも購入時手数料や解約時の信託財産留保額はなく、投資信託を保有している間かかる運用管理費用(年率)は前者が税抜0.18%、後者が税抜0.2%です(2017年9月25日現在)。
積立投資の結果は終盤の成績によって左右されるのでリタイアが近づいたら、少しずつリスク資産の比率を下げていくのが定石ですね。
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