iDeCo(個人型確定拠出年金)とつみたてNISAの評価額および損益を簡単にまとめてみました。
また保有している『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』・『同 先進国株式インデックス』・『同 新興国株式インデックス』の運用実績を全世界株式インデックスファンドやバランスファンド(8資産均等型)も交えて確認しています。
iDeCo・つみたてNISAの評価額と損益
前週末比は米国株式インデックスファンド+2.45%、先進国株式インデックスファンド+2.12%、新興国株式インデックスファンド+0.24%です(参照「毎月の積立日で有利不利はあるか」)。
その結果、前週末比の評価額はiDeCoが+74,634円、積立(33,333円)のあったつみたてNISAは+74,617円(積立分なし+41,284円)でした。
最近の株式市場は不安定なので、反発した後にまた大きく下げる可能性も否定できないでしょうか。
下手に動くと安値で売って高値で買い戻すダブルパンチをもらいそうです(苦笑)。
米国株式・先進国株式・全世界株式等の実績
米国株式・先進国株式・全世界株式等のチャートと騰落率
下のチャートは後発の『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』設定来3年弱の期間(2018年10月31日~2021年10月8日)で基準価額の推移を比べたものです。起点の基準価額を1万円に統一しています。
各投信の騰落率は下の表の通りです(2021年10月8日現在)。
コロナショック時の下落率は2020年2月の天井から同年3月の底までの数字(※)、設定来の騰落率は3年弱の数字です。※2020年2月21日(新興国株式は同20日)~同年3月24日(バランスは~同19日)
・供給制約とインフレ懸念(三井住友DSAM)
●米国では長期金利が上昇傾向にあり、物価の伸びも高止まりするなか、インフレを懸念する向きも。
●FRBは、人手不足などによる供給制約が物価高止まりの一因だが、その影響は一時的とみている。
●原油高や供給制約の長期化には注意が必要だが現時点でインフレが深刻化するリスクは限定的。
もしインフレの高止まりが続いた場合、急激な⾦融引き締めやスタグフレーション(インフレ加速と景気減速の同時進⾏)を警戒してリスクオフの動きが強まる可能性も懸念されます。
心配の種は尽きませんが思い通りにならないことであれこれ悩むより、積立の途中なら目標とする資産配分までリスク資産を積み上げていく。目標とする資産配分に達したのなら定期的にリバランスしてリスク水準を一定に保つ。
自分でコントロールできることに取り組んだら、後は時間が解決してくるのを待つ。そのくらいのおおらかさも長期運用には必要かもしれないですね。
株価の乱高下に一旦現金化して逃げるか踏みとどまるか
株価の乱高下が続くと一旦リスク資産を現金化してマーケットが落ち着いたら投資を再開するのはどうだろうと、つい考えてしまいますが……。日興アセットマネジメントによれば、タイミングを計って短期売買を繰り返し株価が大きく上昇する日のリターンを取り逃すよりは、株式市場に居続けたほうが長い目で見れば安定した資産運用につながるのではないかとのこと。
・長期投資のススメ ~「Stay Market」の重要性~(日興AM)
世界株式の過去およそ20年間の価格推移(グラフ左)を 1.株式市場に居続けた場合と 2.各年において日次リターンが最も高い1日(合計20日分)を除いた場合で比較すると、後者ではわずか20日分のリターンを取り逃した結果、運用成果はおよそ半分程度にまで落ち込んでいます。
また世界株式の投資期間別リターン(グラフ右)を見ると、投資期間が長くなるほどリターンがマイナスになる割合が減少しています(1年間 約24% → 5年間 約14% → 10年間 約1%)。
コロナショックやその後の急反発を予測できた人は少ないですよね。適切なタイミングを見計らって投資するのは難易度が高そうです。
世界最大級の運用会社バンガードは、市場を長期的視点で見ると「世界的な強気相場によるリターンは弱気相場の損失を補って余りある」と述べています(バンガード「終わりのない弱気相場はない」より)。
積立や運用を続けながら、1年や半年ごとなど定期で、もしくは資産配分が一定以上崩れたらリバランスを実行するほうがやはり堅実でしょうか。
おすすめ記事
米国株式インデックスファンドと先進国株式インデックスファンドの比較は下の記事を参考にしてください。市場の急落時、売却前に考えてほしいポイントについてもまとめています。・『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』『SBI・V・S&P500インデックス・ファンド』先進国株式と実績比較・評価 市場の急落時、売却前に考えてほしいこと3つ
【Amazon】インデックス投資は勝者のゲーム ──株式市場から利益を得る常識的方法【電子書籍】[ ジョン・C・ボーグル ]
【楽天Kobo】お金は寝かせて増やしなさい【電子書籍】[ 水瀬ケンイチ ]
ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログ
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログ
ブログ村 米国株
米国株が話題のブログ
0 件のコメント:
コメントを投稿