『米国国債ファンド』為替ヘッジなし・あり・フレックスヘッジを比較・評価　もう少しコストが安ければ…

『米国国債ファンド　為替ヘッジなし（年1回決算型）』（大和AM）、『米国国債ファンド　為替ヘッジあり（年1回決算型）』（大和AM）、『米国国債ファンド　フレックスヘッジ（年1回決算型）』（大和AM）の運用実績を比較してみました。

米国国債ファンド（為替ヘッジなし・あり・フレックス）チャート

下のチャートは『米国国債ファンド（年1回決算型）』3種の設定来6年10ヵ月強の基準価額の推移（2013年6月27日～2020年4月28日）を比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

基準価額の推移　2013年6月27日～2020年4月28日 過去の実績は将来を保証するものではありません

「フレックスヘッジ」コースは円安時の為替差益を享受しながら、金融市場が緊迫していると判断される場合に為替変動の抑制をねらいます。

為替ヘッジを行う場合は、原則として保有外貨建資産の評価額の100％為替ヘッジすることをめざします。

米国国債ファンド（為替ヘッジなし・あり・フレックス）騰落率

騰落率の比較は下の表の通りです（2020年4月28日現在）。

設定来騰落率は6年10ヵ月強の成績です。

2020年4月28日現在 過去の実績は将来を保証するものではありません

信託報酬（運用管理費用）の詳細は下記の通りです。

米国国債ファンド（年1回決算型）交付目論見書より

第6期（2019年3月26日決算）の運用報告書によると、諸経費を含めた実質コストは『為替ヘッジなし（年1回決算型）』0.819％、『為替ヘッジあり』0.820％、『フレックスヘッジ』0.910％です。

直近はコロナショックによる金融市場の混乱で為替ヘッジコストが急上昇しているそうです。

為替ヘッジコストについて（大和AM）より

・為替ヘッジコストについて（2020年3月）（大和AM）

2020年3月末の月報によると組み入れている債券の直接利回りは2.1％ですが、最終利回りは0.6％です（どちらも加重平均）。

投資信託のコストがもう少し低廉だと嬉しいですよね。


『米国国債ファンド　為替ヘッジなし（年1回決算型）』と先進国債券や国内債券の比較は下の記事を参考にしてください。

・『米国国債ファンド』先進国債券および国内債券インデックスファンドと比較・評価　好調な成績も常に右肩上がりとまでは行かない？

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