2019年11月12日より信託報酬の引き下げ(税込0.165%以内 → 税込0.0968%以内)が行われた『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』の運用実績を競合と比較してみました。
比較対象は『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド(愛称:SBI・バンガード・S&P500)』です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ほか特徴
『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)と『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』(SBIアセットマネジメント)は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』が税込0.0968%以内、『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』が税込0.0938%程度です。
S&P500指数 業種別構成比 2019年10月末現在 |
今回、取り上げた投資信託は、原則として為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは行いません。信託期間は、どちらも無期限です。
SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドと実績比較
『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』は、2019年9月26日に設定されたばかりです。騰落率の比較は下の表の通りです。
eMAXIS slim 米国株式の信託報酬引き下げは11月12日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
両者の基準価額の推移は下のチャートの通りです。
比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2019年9月26日~同年11月28日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
上記のチャートの基準価額の差額を示したのが下のチャートになります。
基準価額の差額 2019年9月26日~同年11月28日 eMAXIS slim 米国株式の信託報酬引き下げは11月12日 |
『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』設定来(2019年9月26日~同年11月28日)の運用実績では、同ファンド(+7.61%)が『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(+7.56%)を僅差で上回っています。
『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』の販売会社は今のところSBI証券1社のみで純資産総額を伸ばすには販路を広げることも課題でしょうか。
2019年11月28日現在、純資産総額は『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(2018年7月3日設定)が378.02億円なのに対し、『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』(2019年9月26日設定)は50.77億円です。
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』や先進国株式インデックスファンドも交えた比較は下の記事を参考にしてください。
・50億円超!『SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド』eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)や楽天・全米株式、先進国株式と実績比較・評価
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