信託報酬の引き下げ(PDF)が発表された『たわらノーロード バランス(8資産均等型)』の実質コストと運用実績を競合するバランスファンドと比較してみました。
比較の対象は『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』です。
バランスファンド(8資産均等型)の特徴
『たわらノーロード バランス(8資産均等型)』と『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』は世界の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券)に分散投資します。『たわらノーロード バランス(8資産均等型)』の新興国債券が米ドル建てであるのに対して、『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』の新興国債券は現地通貨建てです。
一般的には信用力の劣る現地通貨建て債券のほうが相対的に利回りが高めと言われています。
今回、取り上げた投資信託は為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは原則として行いません。信託期間は無期限です。
たわらノーロードとeMAXIS Slimの実質コスト
項目ごとに少数第3位未満は四捨五入 |
信託報酬(運用管理費用)以外に売買委託手数料や有価証券取引税、その他費用(保管費用、監査費用など)を合わせたものが実質コストになります。
上の表の数字は運用報告書の1万口当たりの費用明細に最新の信託報酬(消費税は10%として計算)を当てはめています。あくまで概算値の比較であることに注意してください。
『たわらノーロード バランス(8資産均等型)』の実質コスト(0.236%)は第2期(2018年10月12日決算)の1万口当たりの費用明細に2019年10月1日変更予定の信託報酬を当てはめています。
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』の実質コスト(0.220%)は第2期(2019年4月25日決算)の1万口当たりの費用明細に2019年5月14日変更後の信託報酬を当てはめています。
たわらノーロードとeMAXIS Slimの運用実績
下のチャートは過去2年間(2017年9月26日~2019年9月25日)の基準価額の推移を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2017年9月26日~2019年9月25日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2019年9月25日現在)。
2019年9月25日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
調整局面での下落率(2018年10月1日~同年12月25日)を除き、上記の期間の騰落率では僅差で『たわらノーロード バランス(8資産均等型)』のほうが優勢のようです。
2019年10月1日に『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』と同率になる信託報酬の引き下げ(税抜0.22% → 税抜0.14%)も予定されており、つみたてNISA対象のバランスファンドとして有力な候補の一つになるかもしれませんね。
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