【インデックス投資】米国株式配当貴族をS&P500連動型や全米株式、先進国株式と比較・評価 配当による下支え効果に期待?

2019年8月24日土曜日

先進国株式 配当貴族 米国株式

t f B! P L
米国株式配当貴族をS&P500連動型や全米株式、先進国株式と比較・評価・解説

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へにほんブログ村 株ブログ 米国株へ

連続増配銘柄を対象にした『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族』(愛称:Funds-i フォーカス 米国株式配当貴族)と『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』の特徴と実績を一般的な米国株式インデックスファンドや先進国株式インデックスファンドと比較してみました。

比較の対象は『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』、『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』です。




配当貴族ほか米国株式と先進国株式の特徴

野村インデックスファンド・米国株式配当貴族』(野村AM)と『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』(SMTAM)は、25年以上連続して増配している銘柄を対象とした「S&P500配当貴族指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン 組入上位10業種(資本財、素材、食品・飲料・タバコ、ヘルスケア機器・サービス、家庭用品・パーソナル用品ほか)と組入上位10銘柄(シンタス、メドトロニック、シンシナティ・フィナンシャル、エアープロダクツ・アンド・ケミカルズ、プロクター・アンド・ギャンブルほか)
2019年7月末月報より

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』(三菱UFJ国際投信)と『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』(ブラックロック)は、米国株式市場の時価総額のおよそ8割を占める大型株約500銘柄を対象とした「S&P500指数」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 組入上位10業種(ソフトウェア・サービス、メディア・娯楽、医薬品・バイオテクノ・ライフ、小売、資本財ほか)と組入上位10銘柄(マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コム、フェイスブック、バークシャー・ハサウェイほか)
2019年7月末月報より

楽天・全米株式インデックス・ファンド』(楽天投信投資顧問)は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

楽天・全米株式インデックス・ファンド 業種別構成比(テクノロジー、金融、消費者サービス、資本財、ヘルスケアほか)と組入上位10銘柄(マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コム、フェイスブック、バークシャー・ハサウェイほか)
2019年6月末現在(同年7月末月報より)

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』(三菱UFJ国際投信)は、先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位10業種(ソフトウェア・サービス、銀行、医薬品・バイオテクノ・ライフ、資本財、メディア・娯楽ほか)と組入上位10銘柄(マイクロソフト、アップル、アマゾン・ドット・コム、フェイスブック、アルファベット(C)ほか)
2019年7月末月報より

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 組入上位10ヵ国・地域(アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、スイスほか)
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
2019年7月末月報より

今回、取り上げた投資信託は、為替変動リスクを軽減する為替ヘッジを原則として行いません。信託期間は、すべて無期限です。


配当貴族ほか米国株式と先進国株式の費用

野村インデックスファンド・米国株式配当貴族、SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの費用

購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、SBI証券楽天証券などのネット証券(インターネットコース)では無料の場合もあります。



配当貴族ほか米国株式と先進国株式の運用実績

下のチャートは、『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族』、『iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド』(S&P500連動型)、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の過去2年間(2017年8月24日~2019年8月23日)の基準価額の推移を比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

野村インデックスファンド・米国株式配当貴族、iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2017年8月24日~2019年8月23日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

そのほかの競合も加えた騰落率の比較は下の表の通りです(2019年8月23日現在)。

下落率は2018年10月4日~同年12月25日の数字、上昇率は2018年12月25日~2019年8月23日の数字です。

野村インデックスファンド・米国株式配当貴族、SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、iシェアーズ 米国株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの騰落率
2019年8月23日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

貿易摩擦や景気後退に対する警戒感から株価の値動きが激しくなっていて、投資信託の基準価額の変動幅も大きくなっています。

『野村インデックスファンド・米国株式配当貴族』や『SMT 米国株配当貴族インデックス・オープン』は最近のインデックスファンドに比べるとコストはやや高めですが、25年以上連続して増配している老舗企業の安定感はなかなか魅力的かもしれませんね。

SMT 米国株配当貴族インデックス・オープンほかファンドレポート(PDF)

もっとも、株式を投資対象にしている以上、値動きは相応に大きいですし、配当による下支え効果が注目される今のような局面では割高になっていないかは気になることころでしょうか。




Home

楽天Koboアメリカの高校生が読んでいる資産運用の教科書【電子書籍】[ 山岡道男 ]

Amazonお父さんが教える 13歳からの金融入門【電子書籍】[ デヴィッド・ビアンキ ]

ブログ村 投資信託
投資信託が話題のブログ
ブログ村 インデックス投資
インデックス投資が話題のブログ
ブログ村 米国株
米国株が話題のブログ

注目の記事

auカブコム証券 投信クレカ積立1%還元(月10万まで)SBI証券と比べた場合のメリット・デメリット/全世界株(オルカン)、先進国株、国内株、米国株(S&P500)、新興国株 各インデックスファンドの成績

3月8日に「金融商品取引業等に関する内閣府令」が一部改正されて、クレジットカード決済で投資信託を積み立てる際の上限金額が月5万円から10万円に拡大されることになりました。 新NISA口座を開設したauカブコム証券と旧NISAで投信の保有を続けているSBI証券の一般ク...

よく読まれている人気記事

QooQ