8資産均等型バランスファンドと先進国株式インデックスファンドを組み合わせた場合の運用実績やリターンとリスクの水準を確認してみました。
8資産均等型と先進国株式の特徴
『eMAXIS Slim バランス（8資産均等型）』と『eMAXIS バランス（8資産均等型）』は、世界の株式、債券、REIT（不動産投資信託証券）に分散投資します。投資信託を保有中の運用管理費用（年率）は前者が税抜0.14％、後者が税抜0.5％です。
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』と『eMAXIS 先進国株式インデックス』は、日本を除く主要先進国の株式市場を対象にした「MSCI コクサイ・インデックス」（円換算ベース）に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用（年率）は前者が税抜0.0999％、後者が税抜0.6％です。
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| eMAXIS Slim／eMAXIS 先進国株式インデックス 2019年7月末月報より |
今回取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジを原則として行いません。信託期間は無期限です。
8資産均等型バランスファンドと先進国株式インデックスファンドを50％：50％で組み合わせた場合の資産配分は下記の通りです。
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| 8資産均等型50％：先進国株式インデックス50％ |
国内外の比率は国内18.75％：海外81.25％と海外資産の比率が高めです。
運用管理費用（年率）は「eMAXIS Slim」の組み合わせが税抜0.11995％、「eMAXIS」の組み合わせが税抜0.55％です。
運用実績（基準価額の推移と騰落率）
下記のチャート（日次ベース）は、『eMAXIS Slim バランス（8資産均等型）』と『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』および両者を50％：50％で組み合わせた場合の基準価額の推移（2017年5月9日～2019年8月13日）です。 |
| 基準価額の推移 2017年5月9日～2019年8月13日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです（2019年8月13日）。
下落率は2018年10月4日～同年12月25日の数字、上昇率は2018年12月25日～2019年8月13日の数字です。
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| 2019年8月13日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
下記のチャート（月末ベース）は、『eMAXIS バランス（8資産均等型）』と『eMAXIS 先進国株式インデックス』および両者を50％：50％で組み合わせた場合の基準価額の推移（2011年10月末～2019年7月末）です。
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| 基準価額の推移 2011年10月末～2019年7月末 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです（2019年8月13日）。
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| 2019年8月13日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
世界的な金融緩和の恩恵もあって過去3、5、7年の騰落率は、いずれも極めて好調ですね。
もっとも、2019年からは世界の主要な中央銀行の資金供給額より吸収額が多くなるというニュースもあります。
・焦点：超緩和時代の終焉、市場が迎える中銀流動性の「転換点」（ロイター）
過去の実績だけを頼りに前のめりになりすぎるのは危ういかもしれませんね。
ポートフォリオ別のリターンとリスクの水準（年率）
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| 過去のデータは将来の成績を保証するものではありません 野村アセットマネジメント「投信アシスト」より |
下の図表は、各ポートフォリオの年間リターンを示しています。
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| ○は年間リターンの平均値 過去のデータは将来の成績を保証するものではありません 野村アセットマネジメント「投信アシスト」より |
2003年3月31日から2019年7月31日までの任意の連続１年間で騰落率のうち最大の騰落率を「最大上昇時」、同じく最小の騰落率を「最大下落時」としています。○は年間リターンの平均値です。
売買手数料、税金等の費用は考慮していません。上記は過去の指数データに基づくシミュレーションであり将来の運用成績を保証するものではありません。
まとめ
分散を重視しつつもバランスファンドだけでは物足りないと感じるなら、先進国株式インデックスファンドを組み合わせてみるのも面白かもしれないですね。当然ながら株式の比率が増える分、期待リターンは向上しますが、リスク（収益のぶれ）も大きくなります。
リターンとリスクの水準を一定に保つのに、1年1度くらい各投信の比率を元に戻すリバランスの作業が必要になります。
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