楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)で投資可能な全世界株式・先進国株式・米国株式インデックスファンドの特徴と実質コスト、運用実績について簡単にまとめてみました。
比較の対象は『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』、『たわらノーロード 先進国株式』、『楽天・全米株式インデックス・ファンド』です。
楽天・全世界株式ほか特徴
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))は、日本を含む世界の株式市場を対象にした「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。投資信託を保有中の運用管理費用(年率)は税込0.2196%程度です。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(VT) 2019年4月末現在(同年5月末月報より) |
『たわらノーロード 先進国株式』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税込0.2160%です。
たわらノーロード 先進国株式 2019年5月末月報より |
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式))は、米国株式市場の投資可能な銘柄のほぼ100%をカバーした「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税込0.1596%程度です。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI) 2019年4月末現在(同年5月末月報より) |
今回取り上げた投資信託は、原則として為替ヘッジは行いません。信託期間は、すべて無期限です。
楽天・全世界株式ほか実質コスト
『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』の諸経費も加えた実質コストは、楽天投信投資顧問「運用報告書「1万口当たりに費用明細」の経過について」の1万口当たりの費用明細(2018年7月18日~2019年4月17日)を1年相当に改めた推計による概算値です。
投資対象ファンド「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」(VT)の報酬(0.09%)を加えてあります。
『たわらノーロード 先進国株式』の実質コストは、第3期(2017年10月13日~2018年10月12日)の1万口当たりの費用明細の数字です。
『楽天・全米株式インデックス・ファンド』の実質コストは、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と同様の推計による概算値です。
投資対象ファンド「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」(VTI)の報酬(0.03%)を加えてあります。
楽天・全世界株式ほか運用実績
下のチャートは後発の『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』及び『楽天・全米株式インデックス・ファンド』設定来1年9ヵ月弱(2017年9月29日~2019年6月19日)で基準価額の推移を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2017年9月29日~2019年6月19日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2019年6月19日現在)。
2019年6月19日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
近年は米国株式が好調ですが、長期投資で将来の不確実性を重視するなら国際分散投資の観点から全世界株式や先進国株式も手堅い選択肢になるかもしれませんね。
つみたてNISA等で分散投資をすでに実践しているなら、低コストで米国株式市場に上場された幅広い銘柄に投資できる『楽天・全米株式インデックス・ファンド』も魅力的な選択肢でしょうか。
投資信託を売却しても非課税投資枠の再利用ができないNISAと違って、確定拠出年金では多少のタイムラグはありますが大きなデメリットなしに投資信託の乗り換え(スイッチング)も可能です。
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