貿易摩擦や景気減速懸念などにより先行きが不透明な現在、世界の債券を投資対象にした『楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド』(愛称:楽天・バンガード・ファンド(全世界債券・為替ヘッジ))の特徴や運用実績を国内債券インデックスファンドと比較してみました。
参考までに『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』とも運用実績を比べています。
楽天・全世界債券とeMAXIS Slim 国内債券の特徴
『楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド』(楽天投信投資顧問)は、日本を含む世界の債券市場を対象にした「ブルームバーグ・バークレイズ・グローバル総合浮動調整インデックス」(円ヘッジベース)に連動する投資成果をめざします。2019年6月末現在の最終利回りは1.5%です(デュレーション 6.9年)。
2019年6月末現在(同年7月末月報より) |
『eMAXIS Slim 国内債券インデックス』(三菱UFJ国際投信)は、日本の債券市場を対象にした「NOMURA-BPI総合」に連動する投資成果をめざします。
2019年7月末現在の最終利回りは0.0%です(デュレーション 9.4年)。
2019年7月末月報より |
信託期間はどちらも無期限です。
楽天・全世界債券とeMAXIS Slim 国内債券ほか運用実績
下のチャートは、『楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド』設定来(2019年2月15日~2019年8月26日)で基準価額の推移を比べたものです。比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 2019年2月15日~2019年8月26日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
騰落率の比較は下の表の通りです(2019年8月26日現在)。
2019年8月26日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
貿易摩擦や景気後退懸念などにより株価や為替相場の変動が激しくなっている中、『楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド』の堅実な運用成績は国内債券インデックスファンドにも見劣りしていません。
世界各国の債券に分散投資できるのは魅力的ですが、その一方で信託報酬(運用管理費用)や為替ヘッジコストなどの費用面、あるいは設定から日が浅く純資産総額がまだ小さいなど気になる点もありますね。
・「為替ヘッジあり」投信、コスト上昇に要注意(日経QUICK資産運用研究所)
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