信託報酬0.0999%に!『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』実質コストや運用実績をニッセイ外国株式と比較・評価

2019年6月3日月曜日

先進国株式

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『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』実質コストと運用実績を競合と比較・評価

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先に信託報酬率の引き下げ(PDF)が発表された『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』に続いて、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』も信託報酬率の引き下げ(PDF)が発表されました。

引き下げが実施されるのは『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』のほうがわずかに早く2019年6月25日です。『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は2019年6月27日です。

どちらも税抜0.0999%(税込0.107892%)に引き下げられます。

受益者還元型の信託報酬を導入している『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の場合は純資産総額に応じて500億円以上1,000億円未満の部分は税抜0.0949%、1,000億円以上の部分は税抜0.0899%になります。

2019年6月3日現在の『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の純資産総額は423.69億円です。

参考までに最新の信託報酬率に基づいて両者の実質コストの概算値を推計してみました。また過去の運用実績も比較してみました。


eMAXIS Slim 先進国株式ほか特徴

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』と『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、日本を除く主要先進国の株式市場を対象にした「MSCI コクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

ベンチマークの指数は先進国22ヵ国の大型株と中型株1,314銘柄で構成されています(2019年4月末現在)。

MSCI コクサイ・インデックスの国・地域別構成比
MSCI コクサイ・インデックス
2019年4月末現在

どちらも原則として為替ヘッジは行いません。信託期間は無期限です。


eMAXIS Slim 先進国株式ほか実質コスト

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスと<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの1万口当たりの費用明細(一部推計を含む)
項目ごとに小数第3位未満は四捨五入しています

運用報告書の1万口当たりの費用明細に最新の信託報酬率等を当てはめています。推計による概算値であることに留意してください。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、第1期(決算日 2018年4月25日)の運用報告書の1万口当たりの費用明細を1年相当に改め、2019年6月25日変更予定の信託報酬率を当てはめています。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、第5期(決算日 2018年11月20日)の運用報告書の1万口当たりの費用明細に2019年6月27日変更予定の信託報酬率と2018年11月21日変更後の監査費用を当てはめています。


eMAXIS Slim 先進国株式ほか運用実績

下のチャートは後発の『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』設定来2年3ヵ月強(2017年2月27日~2019年6月3日)で基準価額の推移を比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

僅差のため『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の陰に隠れています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスと<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの基準価額の推移(チャート)
基準価額の推移 2017年2月27日~2019年6月3日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

騰落率の比較は下の表の通りです(2019年6月3日現在)。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスと<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの騰落率
2019年6月3日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

下落率は2018年10月4日~同年12月25日の数字、上昇率は2018年12月25日~2019年4月24日の数字です。この期間では信託報酬が同率だったこともあり、下落率も上昇率もほぼ同水準の値動きになっています。

過去1年、過去2年の騰落率では僅差ではありますが、信託報酬の引き下げを早期に実施していた『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』のほうが優勢のようです。




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