直近の調整局面での下落率・上昇率を比較 ひふみプラス、ジェイリバイブ、JPX日経中小型/TOPIX/日経平均連動型投信

2019年3月4日月曜日

ジェイリバイブ ひふみ 国内株式

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アクティブ運用の『ひふみプラス』や『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ』の直近の調整局面を含めた運用実績を国内株式インデックスファンドと比較してみました。

比較の対象は『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』、『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』です。




ひふみプラスほか特徴

ひふみプラス』は財務指標や株価指標など目に見える定量面だけでなく、企業訪問等を通じ経営方針や戦略など目に見えない定性面にも徹底した調査・分析を行うことをうたっています。

直販のひふみ投信と同じマザーファンドを通じて運用されています。状況に応じて株式を売却して現金比率を高める場合があります(最大で50%未満)。

国内だけでなく海外の企業にも投資先を広げています。原則として外貨建資産の為替ヘッジは行いません。

ひふみプラス 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2019年1月末月報より

SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ』は、株価が下落した銘柄から財務安定性に優れ、業績も安定しており、わが国の経済社会に貢献すると考えられる企業の株式に厳選して投資します。

SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ 業種別組入比率と組入上位10銘柄
2019年2月22日付週報より

eMAXIS JPX日経中小型インデックス』は、「JPX日経中小型株指数」の値動きに連動する投資成果をめざします。

同指数は東京証券取引所の第一部、第二部、マザーズ、JASDAQから時価総額、売買代金、ROE(※)等を基に原則200銘柄を選定し算出されます。時価総額上位20%の大型株を除外しています。

※ ROEとは自己資本利益率のことで企業の収益力を示します。

eMAXIS JPX日経中小型インデックス 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2019年1月末月報より

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』は、東京証券取引所第一部に上場されている全銘柄を対象にした「TOPIX(東証株価指数)」に連動する投資成果をめざします。

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2019年1月末月報より

<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド』は、東京証券取引所の第1部上場のうち代表的な225銘柄を対象にした「日経平均株価(日経225)」の値動きに連動する投資成果をめざします。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2019年1月末月報より

今回、取り上げた投資信託の信託期間は無期限です。


ひふみプラスほか費用

ひふみプラス、SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ、eMAXIS JPX日経中小型インデックス、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドの費用

購入時手数料は上限の数字で販売会社によって異なり、SBI証券楽天証券などのネット証券(インターネットコース)では無料の場合もあります。


『ひふみプラス』の運用管理費用(年率)は純資産総額500億円までは税抜0.98%、500億円を超える部分は税抜0.88%、1,000億円を超える部分は税抜0.78%です。


ひふみプラスほか運用実績

下記のグラフは、最後発の『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』設定来(2017年6月12日~2019年3月1日)で基準価額の推移を比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

ひふみプラス、SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ、eMAXIS JPX日経中小型インデックス、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドの基準価額の推移
基準価額の推移
2017年6月12日~2019年3月1日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

騰落率の比較は下の表の通りです。特定期間の下落率と上昇率を除き、2019年3月1日現在の数字です。

ひふみプラス、SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ、eMAXIS JPX日経中小型インデックス、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)、<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドの騰落率
2019年3月1日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

上記の期間の反発局面では、アクティブファンドの『ひふみプラス』や『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ』には及びませんが、『eMAXIS JPX日経中小型インデックス』も健闘しています。

参考記事

兵どもが夢の跡?『ひふみ投信』『SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ』過去10年の実績をニッセイ日経225インデックスファンドと比較


まとめ

中小型株の比率が高いと、やはり基準価額の変動幅が大きくなる傾向にあるようです。アクティブ運用の投資信託でも相場が荒れ模様の時は調整を余儀なくされています。

国内株式の場合、少子高齢化による先細りも心配ですよね。私は悩んだ末に国内株式を対象にした投資信託は手放してしまい、今は全世界株式インデックスファンドの一部に含まれている分だけになりました。

期待されていない資産のほうが割安な可能性もあります。その一方で、『ひふみプラス』が海外株を組み入れ始めたように、より大きなマーケットのほうがチャンスに富み、安心感があるかもしれませんね。

もちろん、リスク許容度が高めなら、国内の中小型株を粘り強く保有し続けて投資の果実を得るのを待つというのも悪いアイデアではないと思います。




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