世界経済の減速懸念から株価が急落しています。
国内株式、先進国株式、新興国株式を対象にしたインデックスファンドと8資産均等型のバランスファンドを2019年1月から積立した場合の成績を確認してみました。
今回、取り上げる投資信託は『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』、『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』、『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』です。
すべて、つみたてNISAの対象商品です。つみたてNISAは少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
制度の詳細については金融庁のWEBサイトで解説されています。
投資信託の特徴は?
『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』は、東京証券取引所第一部に上場されている全銘柄を対象にした「TOPIX(東証株価指数)」に連動する投資成果をめざします。運用管理費用(年率)は税抜0.155%です。
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税抜0.109%です。
『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』は、新興国の株式市場を対象にした「MSCI エマージング・マーケット・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。
運用管理費用(年率)は税抜0.189%です。
2019年2月末月報より |
2019年2月末月報より |
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』は、世界の株式、債券、REIT(不動産投資信託証券)に分散投資します。
運用管理費用(年率)は税抜0.159%です。
基本投資割合 |
今回、取り上げた投資信託は原則として外貨建資産の為替ヘッジを行いません。信託期間はすべて無期限です。
積立投資の成績は?
毎月1日を積立の設定日にしています(約定日は国内資産は当日、海外資産や海外資産を含む場合は翌営業日)。1日が休日の場合は後ずれします。端数は四捨五入しています 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
ちなみに過去1年間(2018年3月26日~2019年3月25日)の基準価額の推移は下記の通りです。
比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。
基準価額の推移 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません |
まとめ
2019年1月から毎月1万円ずつ積立投資を行った場合、3万円の投資額に対して2019年3月25日現在の評価額は以下の通りです。『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』
30,568円(プラス568円)
『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』
31,408円(プラス1,408円)
『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』
31,119円(プラス1,119円)
『eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)』
30,798円(プラス798円)
現在の評価額は1.89%~4.69%のプラスです。
今年に入って株価の反発が急激すぎたので多少の調整はやむを得ないのでは、という見方もあるでしょうか。
経済指標がさえないことから景気減速が心配されていますが、株価が低迷して基準価額が下がっているときは、より多くの口数を購入できるチャンスでもあります。
預貯金等の安全資産もしっかり確保しながらコツコツと積立投資を続けていきたいです。
出典:金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」 4ページより http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/assets/pdf/tsumitate_guidebook.pdf |
・景気減速懸念の強まりで2019年1月からの積立投資の成績は?全世界株式と米国株式(eMAXIS Slim、楽天・バンガード)
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