世界の勝ち組企業に厳選投資『iTrust世界株式』ニッセイ外国株式や楽天・全世界株式と実績比較

2019年2月16日土曜日

先進国株式 全世界株式

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『iTrust世界株式』をニッセイ外国株式や楽天・全世界株式と比較・評価・解説

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世界の勝ち組企業に厳選投資するという『iTrust世界株式』(ピクテ投信投資顧問)の特徴や運用実績を先進国株式や全世界株式を対象にしたインデックスファンドと比べてみました。

比較の対象は『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』です。

ちなみに『iTrust世界株式』と『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)にもラインナップされています。




iTrust世界株式ほか特徴

iTrust世界株式』(愛称:世界代表~勝ち組企業厳選~)は、豊富な資金力、優れた開発力、価格競争力、ブランド力、マーケティング力など高い競争優位性をもつグローバル優良企業の株式に分散投資します。

iTrust世界株式 組入上位10銘柄
2018年12月末月報より

新興国への投資割合は今のところ限定的のようです。

組入国数 15ヵ国
2018年12月末月報より

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は、日本を除く先進国の株式市場を対象にした「MSCIコクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

ベンチマークの指数は日本を除く先進国22ヵ国の大型株と中型株で構成されています。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 組入上位10銘柄
2019年1月末月報より

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 国・地域別構成比
2019年1月末月報より

楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は、日本を含む世界の株式市場を対象にした「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

ベンチマークの指数は先進国と新興国を含む48ヵ国の大型株から小型株までカバーしています。

楽天・全世界株式インデックス・ファンド 組入上位10銘柄
2018年12月末現在(2019年1月末月報より)

楽天・全世界株式インデックス・ファンド 国・地域別構成比
2018年12月末現在(2019年1月末月報より)

今回、取り上げた投資信託は原則として為替ヘッジを行いません。信託期間は無期限です。


iTrust世界株式ほか費用

投資信託を保有中の運用管理費用(信託報酬)は下記の通りです。すべて年率(税込)です。

iTrust世界株式
0.96120%

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
0.11772%

楽天・全世界株式インデックス・ファンド
0.22960%

上記の投資信託は購入時手数料や解約時の信託財産留保額はありません。


iTrust世界株式ほか運用実績

下のグラフは『iTrust世界株式』設定来3年弱(2016年2月19日~2019年2月15日)の基準価額の推移を『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

iTrust世界株式と<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの基準価額の推移
基準価額の推移
2016年2月19日~2019年2月15日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

後発の『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』設定来1年4ヵ月強(2017年9月29日~2019年2月15日)での基準価額の推移の比較は下記の通りです。

起点の基準価額を1万円に統一しています。

iTrust世界株式、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの基準価額の推移
基準価額の推移
2017年9月29日~2019年2月15日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

騰落率の比較は下の表の通りです(2019年2月15日現在)。

iTrust世界株式、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンドの騰落率
2019年2月15日現在

世界的な景気減速懸念から、直近の株式市場はボラティリティが高くなっています。

iTrust世界株式』の設定から3年弱(2016年2月19日~2019年2月15日)の騰落率は+33%強と好調ですが、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』(+38%強)には及びませんでした。

過去6ヵ月、過去1年、過去2年の騰落率では逆にインデックスファンドを上回っています。


まとめ

世界の勝ち組企業への厳選投資をうたった『iTrust世界株式』ですが、運用実績は好調なものの、インデックスファンドに圧勝とまではいかないようです。

運用管理費用はアクティブファンドとしては比較的低廉でも、最近、一層の低コスト化の進むインデックスファンドと比べると割高に映ります。

iTrust世界株式』の上位10銘柄を見るとインデックスファンドと少なからず重複していますし、純資産総額が伸び悩んでいるのも納得できてしまうでしょうか。

長期投資をするなら、銘柄の幅広く分散された低コストなインデックスファンドがやはり魅力的かもしれませんね。

「世界の勝ち組企業と米国を代表する企業、好調なのはどちら?iTrust世界株式とNYダウ連動型投信」ほか




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