リスクを抑制『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』を8資産均等型バランスと組み合わせた場合の実績は？

世界経済の減速懸念から株式市場が軟調ですが、『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』と8資産均等型バランスファンドを組み合わせた場合の運用実績を確認してみました。

組み合わせるのは、世界の株式や債券、REITに分散投資する『eMAXIS Slim バランス（8資産均等型）』です。

楽天・全世界株式ほか特徴は？

『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』（愛称：楽天・バンガード・ファンド（全世界株式））は、日本を含む全世界の株式市場を対象にした「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」（円換算ベース）に連動する投資成果をめざします。

2018年10月末現在（同年11月末月報より）

2018年10月末現在（同年11月末月報より）

『eMAXIS Slim バランス（8資産均等型）』は、世界の株式、債券、REIT（不動産投資信託証券）に分散投資します。

基本投資割合

今回取り上げた投資信託は外貨建資産の為替ヘッジを原則として行いません。信託期間はすべて無期限です。

全世界株式インデックスファンドと8資産均等型バランスファンドを50％：50％で組み合わせた場合の資産配分は下記の通りです。

全世界株式 50％：8資産均等型 50％

楽天・全世界株式ほか費用は？

投資信託を保有中の運用管理費用（信託報酬）は下記の通りです。すべて年率（税込）です。

『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』
0.22960％

『eMAXIS Slim バランス（8資産均等型）』
0.17172％

両者を50％：50％で組み合わせた場合の運用管理費用は0.20066％です。

楽天・全世界株式ほか運用実績は？

下のグラフは基準価額の推移を『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』設定来（2017年9月29日～2019年1月7日）で比べたものです。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一しています。

基準価額の推移 2017年9月29日～2019年1月7日 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

騰落率の比較は下の表の通りです（2019年1月7日現在）。

2019年1月7日現在 過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

参考記事
・リスクを抑制『楽天・全米株式インデックス・ファンド』を8資産均等型バランスと組み合わせた場合の実績は？

・8資産均等型バランスファンドと先進国株式を組み合わせた場合の運用実績やリターンとリスクの水準は？

まとめ

『楽天・全世界株式インデックス・ファンド』は、投資信託一本で世界の株式に手軽にまとめて投資できるのが魅力ですよね。

ただし、株式を投資対象にしているので良くも悪くも値動きが激しいです。好調な株価に前のめりになりすぎていたと感じるなら、債券を含むバランスファンドを組み合わせてみるのも一案でしょうか。

『eMAXIS Slim バランス（8資産均等型）』は株式と債券に加えてREIT（不動産投資信託証券）にも分散投資することができます。

リスク水準を一定に保つため、定期的なリバランスも忘れないようにしたいです。


こぼれ話
NISAでは一度売却すると非課税投資枠を再利用できないので、資産配分を元に戻すには相対的に目減りした分の資産を買い増す（もしくは積立額を増やす）ノーセルリバランスが有効でしょうね。





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