第5期運用報告書が公表『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』実質コストと実績をeMAXIS Slim 先進国株式インデックスと比較

2019年1月18日金曜日

先進国株式

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『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』実質コストと実績を競合と比較・評価・解説

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第5期の運用報告書が公表された『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』の実質コストと運用実績を競合と比較してみました。

比較の対象は『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』です。




ニッセイ外国株式ほか特徴

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は日本を除く主要先進国の株式市場を対象にした「MSCI コクサイ・インデックス」(円換算ベース)に連動する投資成果をめざします。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 組入上位10業種と組入上位10銘柄
2018年12月末月報より

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 国・地域別組入比率
2018年12月末月報より

今回、取り上げた投資信託は原則として為替変動リスクを回避するための為替ヘッジは行いません。信託期間は無期限です。


ニッセイ外国株式ほか実質コスト

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの1万口当たりの費用明細
項目ごとに小数第3位未満は四捨五入

上記は運用報告書の1万口当たりの費用明細から実質コストの概算値を推計したものです。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は第5期(2017年11月21日~2018年11月20日)の1万口当たりの費用明細に、2018年8月21日変更後の信託報酬率と2018年11月21日変更後の監査費用を当てはめています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は第1期(2017年2月27日~2018年4月25日)の1万口当たりの費用明細を1年相当に改めて、2018年7月25日変更後の信託報酬率を当てはめています。


ニッセイ外国株式ほか運用実績

下のグラフは後発の『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』設定来(2017年2月27日~2019年1月18日)の基準価額の推移です。

比較しやすいよう起点の基準価額を1万円に統一していますが、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』と『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は、ほぼ重なっています。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドとeMAXIS Slim 先進国株式インデックスの基準価額の推移
基準価額の推移
2017年2月27日~2019年1月18日
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

騰落率の比較は下の表の通りです(2019年1月18日現在)。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドとeMAXIS Slim 先進国株式インデックスの騰落率
2019年1月18日現在
過去の実績は将来の成績を保証するものではありません

世界的な景気減速懸念から、株式市場は調整を余儀なくされています。

直近の騰落率は僅差ですが、『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』は過去に複数回ベンチマークから比較的大きめのかい離を起こしたことがあるのは若干気になる点でしょうか。


まとめ

実質コストは『<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド』が推計0.202%程度、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』は推計0.197%程度と僅差です。運用実績も、最近はほぼ同水準で極端な差はありません。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』の信託報酬率は純資産総額に応じて下がるようになっています。500億円未満の部分は税抜0.109%、500億円以上1,000億円未満の部分は0.104%、1,000億円以上の部分は税抜0.099%です。

信託報酬率の引き下げ競争もそろそろ限界が近いと思われますが、コストにこだわるのであれば純資産総額に応じて引き下げの余地を残した『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』も魅力的かもしれませんね。

第1期運用報告書が公表『<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興株式インデックスファンド』実質コストと実績をeMAXIS Slim 新興国株式インデックスと比較




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